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スペースシフト、衛星画像をもとに新しい建物を検出するサービスの提供を開始

SAR衛星・Sentinel-1の画像(中央)をAIで解析、新たな建造物を検出(右)する
Credit: 株式会社スペースシフト プレスリリース

株式会社スペースシフト(東京都千代田区、代表取締役 金本成生)は、2023年11月21日、衛星画像から新たに建造された建物を検知するサービスを公開したと発表した。

今回公開されたサービス「Sentinel-1 New Building Detection API」は、EU(欧州連合)の地球観測プログラム「コペルニクス計画」の中で運用されている衛星コンステレーションSentinelを構成するSAR(合成開口レーダー)衛星・Sentinel-1の画像を活用したもの。

入力時期の異なるSentinel-1衛星のSAR画像をAIで解析し、新規に建造された建物を検出する。

同サービスはアマゾン ウェブ サービス(AWS)が展開する「AWS Marketplace」で公開されており、スペースシフトでは、同サービスは都市開発のモニタリングや建設進捗の追跡、人口動態研究など、さまざまな分野で活用されることが期待できるとしている。
サービスの利用にはAWSのアカウントと認証・トラッキングに使用されるIDが必要となる。

なお、Sentinel-1のようなSAR衛星データはOpen Data on AWSとして公開されているため、今回公開されたサービスとOpen Data on AWSを用いれば、ワールドワイドの顧客はAWS上の一貫した環境で、容易にSAR画像の解析結果を入手することができる。

同社ではAWS Marketplace上でSAR画像を解析するサービスの公開は世界初だとしており、「衛星画像の広範な活用が社会全体に拡がり、多くの人々に恩恵をもたらすことを目指し、より一層ユーザーのニーズに合致した衛星データ解析システムの開発と提供に尽力」するとしている。

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