2026年6月2日、学校法人東京理科大学(東京都新宿区、理事長:浜本隆之)は、同大学が代表機関となって今年3月に採択された、宇宙戦略基金(第二期)『SX中核領域発展研究「SX-ARK」』(「運動と制御」領域)に関し、同大 創域理工学部の小笠原宏教授の研究グループが帰還用耐熱防護システムを不要とする再使用型ロケットタンクの地上実証研究を開始すると発表しました。
『SX中核領域発展研究「SX-ARK」』のうち、「運動と制御」領域は、宇宙空間や惑星などで宇宙機の運動制御を精密・安定的に行うための基盤技術の獲得に向け、要素技術の開発と実証を一体的に進めることを目的としたもの。
ロケットが大気圏に再突入する際の熱から機体を守るためには耐熱材をはじめとする耐熱防護システム(Thermal Protection System:TPS)が使用されますが、これが機体の重量を増す要因の一つでもあります。
そこで東京理科大学では、専用の耐熱材を使用しないことで軽量化やコスト低減・整備負担を削減し、再使用型ロケットの実現性と経済性を高めるというアプローチで技術開発を進める構え。
基金における研究開発では、TPSを必要としない再使用型ロケットタンクの実現可能性を科学的に検証するため、要素技術開発とシステム評価、スケールモデルの地上実証を行うとしています。 なお、再使用型ロケットの開発を手がける将来宇宙輸送システム株式会社(ISC)がシステム設計・経済性評価、試験の実施を担い、東京都市大学理工学部 機械システム工学科の白鳥英教授が研究協力者として加わるということです。
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