イタリア宇宙機関とイタリア技術研究所、長期航海に対する人体の適応を研究

イタリア宇宙機関とイタリア技術研究所、長期航海に対する人体の適応を研究

2026年5月29日、イタリア宇宙機関(Agenzia Spaziale Italiana:ASI)は、イタリア技術研究所(Istituto Italiano di Tecnologia:IIT)とともに、外洋での長期滞在に対する人体の反応を研究することを目的とした科学プロジェクト「ICE-Blue」が開始されたと発表しました(ASIによる発表〔イタリア語〕)。

「ICE-Blue」は、ASIとイタリア海軍の協定に基づく研究プロジェクトで、IITのほか,ローマ・サピエンツァ大学、フィレンツェ大学、ミラノ大学も協力しています。外洋での長期間の航海は宇宙ミッションとの類似性があり、身体が長時間の航行や激しい運用リズムにどのように適応するかを分析するとしています。

同研究には、医学や生物学、薬理学のほか、化学、心理学、生物工学、コンピュータ科学の研究者が参加し、収集した環境データや生体データ、行動データをAIで統合解析し、睡眠や体内時計の乱れなどのリスク要因を早期に特定する手法の開発につながる可能性があるということです。

宇宙とともに大きなフロンティアである海洋での研究でどのような知見が得られるか、そして、その知見が宇宙に応用されるのか、研究の成果に期待が集まります。

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