2026年6月30日、アメリカの宇宙開発企業・ブルーオリジン(アメリカ・コロラド州、以下Blue Origin)CEOのデイビッド・リンプ(Dave Limp)氏は、同社ウェブサイトでロケット「ニューグレン」飛行再開に向けた現状を説明する声明を公表しました(Blue Originによる発表)。
同社は5月28日にフロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地で実施したニューグレンの地上燃焼試験の際に、大規模な爆発事故を起こしていました。
声明によると、機体に設置された複数のカメラやセンサーから得られたデータの初期分析の結果、第1段後部が原因である可能性が示唆されているとのことで、引き続き原因究明を進めていくとしています。
リンプ氏は飛行再開までの流れを5つ段階に分けた工程も提示し、現在は運用方式の設計や主要設備の修復を進める第3段階にあると説明しています。
同社では事故後から年末までの飛行再開を目指すとしていましたが、これに向け、従来の発射台をそのまま復旧するのではなく、次世代機「9×4ニューグレン」用に開発を進めていた水平・垂直ハイブリッド型の運用形式に移行できるようにするとしています。
これは、ロケットを水平状態で統合してから発射台に搬出、その後クレーンで吊り上げて垂直にし、発射台に固定するという流れの運用で、将来的な運用の柔軟性を高めることができるということです。
リンプ氏は「それだけの価値がある」として年内の飛行再開に強い意欲を示しました。
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