2026年8月3日、株式会社スペースデータ(東京都港区、代表取締役社長:佐藤航陽)は、EmotionX株式会社(東京都港区、代表取締役CEO:吉水康人)と、防衛・安全保障分野における協業に関する覚書を締結したと発表しました。
EmotionXは、キオクシア株式会社の先端技術研究所で開発された「完全準同型暗号(Fully Homomorphic Encryption:FHE)」技術を元にカーブアウトするかたちで昨年6月に設立されたスタートアップです。
FHEとは、データを暗号化したまま復号(平文化)せずに計算・分析できる「秘密暗号計算」の方式の一つ。従来の暗号技術で情報漏洩リスクとなっていた復号の過程を経ないため、機密情報を安全に活用できる次世代の暗号技術として注目されており、量子コンピュータへの耐性も備えているということです。
両社が検討を進める協業領域は以下の4つで、協業を通じて次世代のセキュアな情報基盤の構築に向けた検討を進めるとしています。
- 完全準同型暗号技術を活用した、防衛・安全保障分野向けセキュアデータ分析基盤の共同検討
- フィジカルAIやデジタルツイン・シミュレーションへの秘密暗号計算適用に関する技術実証
- 情報セキュリティ・秘密保護体制の高度化に向けた秘密暗号計算の適用
- 政府機関・防衛関連企業等に対する共同提案の検討
スペースデータは、FHE技術を同社のフィジカルAIやデジタルツインによるシミュレーション基盤と統合し、機密データを暗号化したまま解析・共有できる情報環境の実現を目指すとしています。両社は今後、陸・海・空・宇宙・サイバー・電磁波といった全領域の機密情報を安全かつ横断的に利用するという防衛課題への適用も視野に入れていくとしています。
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