2026年8月24日、衛星地上局サービスなどを提供するノルウェーのKongsberg Satellite Services(KSAT)は、衛星データ中継ネットワーク「HYPER」の実証を開始すると発表しました(KSATによる発表)。
実証を通じ、無線周波数(RF)通信と光通信を組み合わせた衛星中継サービスの実運用を検証し、商用HYPERネットワークの構築につなげる方針です。
同サービスは、RF通信と光通信を組み合わせ、地上局の通信範囲外にある衛星とも低遅延で通信し、衛星の観測データなどを中継するもの。衛星と地上局が直接通信する従来の方式に加え、軌道上の中継衛星を介することで、リアルタイムに近いデータ伝送や衛星への指示を可能にするということです。
今回、同社は実証衛星「Hyperion」を使い、衛星事業者や技術プロバイダー、政府・研究機関などと複数の実証を実施する予定。HyperionではRF通信としてテレメトリ・追跡・コマンド(TT&C)向けのS帯通信と、ペイロードデータ中継向けのKa帯通信の実証を行うと言うことです。また、光通信によるペイロードデータ中継や、衛星間通信も検証するとしています。
なお、光通信端末は、レーザー通信企業Mynaricを買収した米Rocket Lab(参考記事)と、ソニーの子会社で衛星間・衛星―地上間向け光通信端末を開発するSony Space Communications(SSCC)のものを搭載。また、米海洋大気庁(NOAA)は実証パートナーとして、HYPERを利用した双方向通信やKa帯によるペイロードデータ中継を試みるということです。
【編集部よりお知らせ】ニュースのまとめや新着記事をお知らせ!メールマガジン(不定期配信)のご登録はこちらから