株式会社デジタルブラストは2022年8月23日、東京ドームホテルで初の宇宙イベント「SpaceLINK」を開催しました。企業の方や一般の方、学生の方など多くの来場者が企業ブース展示やトークセッションに参加しました。
SPACENewsでは、全4回に分けて、このイベントの様子をレポートします。第一弾となる今回は、イベントの概要をお伝えします。
宇宙産業の「今」を伝える！
イベントは「LINK Booth」「LINK Talk」「LINK Hub」「ビジネスコンテスト（コペルニクスマスターズ日本大会）」の4つに分かれています。どのコンテンツも、宇宙に興味を持つ方や宇宙業界へ就職・転職したい方をターゲットとし、近年成長を続ける宇宙産業の「今」を伝えました。さらに今後宇宙産業へ参入したい方や他企業とのコネクションが欲しい方も多くの情報を得られる機会となりました。
「LINK Booth」は、20の企業や団体が参加した展示会です。参加企業は人工衛星の模型やパネル展示を通して、各社それぞれの宇宙関連事業を参加者にわかりやすく説明しました。宇宙に携わっている企業が一堂に介する、宇宙好きにはたまらない空間でした（以下の写真がその様子です。※顔にはモザイクをかけています）。
また「LINK Hub」は、宇宙企業と来場者の交流の場です。多様なバックグラウンドを有する方々が共通した「宇宙」というテーマでフリーディスカッションを行いました。ここではアイデア溢れるたくさんの議論が見られました。
様々な観点から宇宙を知る！
トークセッション「LINK Talk」では、宇宙を＜未来＞、＜お金＞、＜人＞といった様々な観点から、ディスカッション形式で議論しました。総合司会は宇宙キャスターの榎本麗美さん、総合ファシリテーターはフリーアナウンサーの登坂淳一さんが務めました。
SESSION 1の「宇宙と未来」では、今後日本で宇宙開発を担う若手のリーダーが集結し、彼らが描くミッションと未来図をトークしました。SESSION 2の「宇宙とお金」は、宇宙ビジネスに関する将来展望がお金の動向と共に理解できる内容でした。余談ですが、全3人の登壇者の名字が全員”佐藤”となる、珍しいトークセッションになりました。
SESSION 3では、「宇宙と人」をテーマに議論を行いました。タレントの田村淳さんや”プレゼンの神様”と呼ばれる澤円さんなどが登壇しました。これらのセッションの他にも、衛星データビジネス講座が開かれ、参加者の多くはパソコンを使って、講師のインストラクションに従って、実践していました。
23日午後からは、コペルニクスマスターズ日本大会最終審査会が行われました。コペルニクスマスターズとは、欧州委員会（EC）と欧州宇宙機関（ESA）が主催する衛星データを活用したビジネスアイデアコンテストです。近年、衛星データを用いたデータ分析などを生かし、ビジネスにする事例が世界中で増えており、さらなる衛星データ利活用の創出が見込まれ、注目を集めています。
Space LINKは、1日で多くの観点から「宇宙」を知ることができるイベントとなりました。そして、ますます成長する宇宙産業を感じていただけたでしょうか。
この記事では、SpaceLINKのイベント概要をお伝えしました。次回以降の記事では、各セッションについて詳しくレポートをします！
