独Isar Aerospace、約500億円を調達 ロケット量産・打上げ網拡大へ

独Isar Aerospace、約500億円を調達 ロケット量産・打上げ網拡大へ

2026年6月9日、ドイツのロケットスタートアップ企業、イザール・エアロスペース(ドイツ・ミュンヘン、共同創業者兼CEO:Daniel Metzler、以下Isar Aerospace)は、シリーズDとして2億7,000万ユーロ(約500億円)の資金調達を完了したと発表しました(Isar Aerospaceによる発表)。

同社では、今回の調達は、北大西洋条約機構(NATO)や欧州各国による宇宙へのアクセス需要の高まりを背景にした事業の順調な進捗があるとしています。

具体的には、ミュンヘン近郊でのロケット製造施設の稼働、打上げ拠点追加に向けた意向表明(LoI)の締結、欧州宇宙機関(ESA)やノルウェー宇宙機関(NOSA)、ElevationSpace、Astroscaleといった顧客からの受注拡大を挙げています。なお、同社によると、過去1年間で受注に占める防衛関連需要の割合は60%に達しているということです。

特に、ロケット製造施設は設計・製造・試験のほぼすべてを社内で実施できる自動化・垂直統合型の構成となっており、ロケット「スペクトラム(Spectrum)」を年間で最大40機製造可能とのこと。また、これまで同社が拠点としていたノルウェーのアンドーヤ宇宙港に加え、カナダの宇宙港開発企業Maritime Launch Servicesとの意向表明(LoI)を通じて地球観測衛星・通信衛星の打上げに重要な中〜高傾斜軌道への打ち上げが可能なカナダのノバスコシア宇宙港を第二の打上げ拠点とする計画です。

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