米SES S&Dと米Starlab、商業宇宙ステーションでの通信強化に向け合意

米SES S&Dと米Starlab、商業宇宙ステーションでの通信強化に向け合意

2026年7月27日、ルクセンブルクの衛星通信事業者SESの米国子会社であるSES Space&Defense(アメリカ・バージニア州、社長兼CEO:David Broadbent、以下SES S&D)は、商業宇宙ステーション開発を手がけるStarlab Space(アメリカ・テキサス州、CEO:Marshall Smith)と、Starlabが開発する商業宇宙ステーションにおける低遅延接続サービスの提供に向けた協業に合意したと発表しました(SES S&Dによる発表)。

今回の協業では、SES Space&Defenseが提供するLEO中継サービス(LEO Relay Services:LRS)を活用し、Starlabの開発段階から運用終了まで、継続的かつ低遅延で耐障害性の高い通信環境の実現を目指します。両社は、宇宙ステーションと地上間の通信アーキテクチャを共同で設計し、有人運用や実験データの送受信、システム監視などを支える通信基盤を整備する予定です。

LRSは、SESが運用する静止軌道(GEO)衛星や中軌道(MEO)衛星「O3b mPOWER」などを組み合わせたマルチオービット通信ネットワークを活用し、地球低軌道(LEO)の宇宙機に対して通信中継サービスを提供する構想。これにより、地上局の可視範囲に依存せず、宇宙機との通信機会を増やせることが期待できるとしています。

Starlabは、国際宇宙ステーション(ISS)の退役後を見据えて開発が進められている商業宇宙ステーションで、NASAの商業低軌道拠点(Commercial LEO Destinations)プログラムの支援を受けています。今回の協業は、将来の商業宇宙ステーションに必要となる通信インフラの整備を進める取り組みの一つとなります。

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