宇宙構造物開発のcosmobloom、シードで3.3億円調達 セガサミーやポーラ・オルビスなど出資

宇宙構造物開発のcosmobloom、シードで3.3億円調達 セガサミーやポーラ・オルビスなど出資
Credit: 株式会社cosmobloom プレスリリース

2026年8月7日、宇宙構造物の設計・開発を手がける株式会社cosmobloom(東京都大田区、代表取締役:福永桃子)は、シードラウンドとして総額3.3億円の資金調達を実施したと発表しました。

引受先には、セガサミーホールディングス株式会社、株式会社ポーラ・オルビスホールディングス、トヨタ・インベンション・パートナーズ株式会社、太陽工業株式会社、アニマルスピリッツ26投資事業有限責任組合、ZVC2号投資事業組合、合同会社Asia Defense Innovation Fundが名を連ねており、toC領域の事業を手がける企業も含まれています

cosmobloomはこの資金をもとに、独自の柔軟構造(ゴッサマー構造)解析技術をベースにした宇宙構造物の研究開発体制を強化。スマートフォンなどと直接通信できる国産ダイレクト通信向けアンテナや、宇宙データセンターをはじめ電力需要の大きい衛星に搭載する太陽電池パドルの軌道上実証に向けた開発を進めるほか、人材採用を本格化する予定だとしています。

同社は開発ロードマップとして、2026年内に超小型衛星を軌道から落下・除去させるデオービット装置「LEAF」の軌道上実証を予定しているほか、2031年頃には数メートル級の膜面アンテナ・太陽電池パドルの軌道上実証、2040年代には数キロメートル級の宇宙太陽光発電システム(SSPS)の実装をマイルストーンに掲げています。

cosmobloomは2023年設立。日本大学理工学部航空宇宙工学科の研究室(現JAXA 宇宙構造物システム研究室)を前身とし、研究室時代に開発した解析コード「NEDA」は、2010年に打ち上げられたJAXAの小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」の膜面展開シミュレーションにも用いられた実績をっています。

なお、同社は2026年6月、損害保険ジャパン株式会社およびSOMPOリスクマネジメント株式会社との3社間で、スペースデブリ削減に関する合意書を締結。小型衛星のデブリ化リスクの分析・可視化や、「LEAF」の普及に向けたソリューション開発を進めており(参考記事)、今回の資金調達は、このような協業も含めた事業拡大を後押しするものとなりそうです。

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