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3/2宇宙ニュース・スペースワン、「カイロス」3号機打上げを中止 新たな打上げ日を3/4(水)に設定 ほか3件

スペースワン、3/1の「カイロス」3号機打上げを中止 新たな打上げ日を3/4(水)に設定

2026年3月1日午前10時30分すぎ、スペースワン株式会社(東京都港区、代表取締役社長:豊田正和)は、同日11時ちょうどの打上げを予定していたロケット、「カイロス」3号機について、天候分析の結果に基づき打上げを中止しました。

1日午後に行われた記者会見では、同社渉外本部長の阿部耕三氏が、高度10キロメートル付近の風の強さが想定よりかなり弱く、事前に設定していた状況との乖離が大きかった、と打上げ中止の判断理由を説明しました。

また、会見から一夜明けた2日、同社は新たな打上げ日を3月4日(水)11時00分00秒に設定したと発表しました。

新たな打上げ日時は下記の通りです。

打上げ予定日:2026年3月4日(水)
打上げ予定時刻:11時00分00秒
打上げ時間帯:11時00分00秒~11時20分00秒
打上げ予備期間:2026年3月5日(木)〜25日(水)
打上げ場所:スペースポート紀伊

NASA、「アルテミス3」をLEOでの試験に変更 月着陸は「アルテミス4」で実施

ケネディ宇宙センターの大型ロケット組立棟(VAB)に設置されている、オリオン(Orion)宇宙船を搭載したロケット・SLS(Space Launch System)
Credit: NASA/Cory Huston

2026年2月27日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、一連の月探査ミッション「アルテミス計画」の変更を発表しました(NASAによる発表)。

発表によると、有人月着陸ミッション「アルテミス3」について、月着陸ミッションとしてではなく、その後に続く「アルテミス4」に備えて地球低軌道(LEO)でシステムと運用能力を試験することを目的としたミッションとして再設計するとしています。

NASAによると、再設計される「アルテミス3」では、SpaceXとBlue Originによる着陸機(ランダー)のいずれか、もしくは両方とのランデブーおよびドッキング、ドッキングした機体の宇宙空間での試験に加え、生命維持装置、通信システム、推進システムの統合検査、新型船外活動服の試験などが含まれるということです。

なお、「アルテミス3」に先立って有人での月周回を行うミッション「アルテミス2」は、打上げに使用するロケット「SLS(Space Launch System)」で燃料漏れなどの問題が見つかり、打上げが延期されています(参考記事)。近年、こうした技術的課題や商業着陸機の開発進捗の不確実性も指摘されており、今回の再設計は、月面着陸に向けたリスク低減を優先したアプローチへの変更と見ることもできそうです。

NASAは今後、詳細な試験目標を公表するとしています。

JAXA・熊本県・ゼンリン、人工衛星を活用した建物被害推定プログラムで協力

Credit: JAXA ウェブサイト

2026年2月27日、宇宙航空研究開発機構(東京都調布市、理事長:山川宏、以下JAXA)、熊本県(知事:木村敬)、株式会社ゼンリン(福岡県北九州市、代表取締役社長:竹川道郎)は、2月19日に人工衛星画像を活用した地震による建物被害推定プログラムの改善に向け、新たな覚書を締結したと発表しました。

JAXAと熊本県は昨年1月、人工衛星画像を用いた建物被害推定、防災・減災に関する協定を結んでおり、今回新たに締結された協定によって、ゼンリンが協力者として加わることになります。

熊本県市町村が保有する「平成28(2016)年熊本地震における住家被害認定調査の判定情報」のうち、一部の住所データを当時の地図情報を用いて緯度・経度へ変換する作業をゼンリンが担うということです。

今後、3者は連携を通じて同プログラムの精度向上を進めるとともに、将来的には全国で利用できる建物被害推定情報の提供を目指すとしています。

米インテュイティブ・マシーンズ、約270億円を調達 宇宙ベースの通信・データ基盤構築へ

2026年2月25日、インテュイティブ・マシーンズ(アメリカ・テキサス州、CEO:Steve Altemus、以下Intuitive Machines)は、1億7,500万ドル(約273億円)の戦略的株式投資を実施すると発表しました(Intuitive Machinesによる発表)。

同社は今年1月に衛星製造を手がけてきた米ランテリス・スペース・システムズ(Lanteris Space Systems)を買収しており、今回得た資金を先進的な通信やデータ処理ネットワーク関連技術への投資に充てるとしています。

具体的には、近距離宇宙ネットワークサービス(Near Space Network Services:NSNS)の拡張と、地上のインフラに依存しない太陽系規模の通信ネットワークを構築することで、静止軌道(GEO)市場でのシェア拡大、また、月から火星に広がる領域での能力拡大、さらに昨今急速に進展している宇宙エッジコンピューティングや軌道上データセンター実現の支援を進める構えです。 同社CEOのSteve Altemus氏は、「今回の投資は、Intuitive MachinesとLanterisの能力の統合を加速させ、次世代のデータ、通信、宇宙ベースのインフラサービスを提供することを可能にする」とコメントしています。

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