米国中部標準時の2024年2月22日午後5時24分(日本時間2月23日午前8時24分)、アメリカの宇宙企業Intuitive Machines(インテュイティブ・マシーンズ、テキサス州ヒューストン、CEO Steve Altemu)の、「Nova-C」月着陸船が月面の南極付近に着陸した。
民間企業による月面着陸の成功は世界初。
この着陸船は「長旅」「長期の放浪」を意味するOdysseyの語源でもある古代ギリシャ神話の英雄・オデュッセウスの名が付けられており、2月15日にSpaceXのファルコン9ロケットで打ち上げ、同21日に月軌道に投入されていた。
NASAのビル・ネルソン長官は、着陸成功を祝福するとともに、「Intuitive Machines、SpaceX、NASAによるこの偉業は、宇宙におけるアメリカのリーダーシップとNASAのCLPSイニシアチブに基づく商業パートナーシップの力を実証するもの。この成功はさらに、宇宙飛行士を月に送り、その後火星に向かう新たな航海の扉を開くことになる」 とコメントした。
オデュッセウスは今月いっぱい、月面での活動を行う予定。