2026年6月18日、スペースシードホールディングス株式会社(東京都港区、代表取締役:鈴木健吾)と同社子会社のリジェネソーム株式会社(東京都港区、代表取締役社長:佐久間善太郎)、また株式会社IDDK(東京都江東区、代表取締役:上野宗一郎)、株式会社スペースノーム研究所(東京都新宿区、代表取締役:藤田大悟)の4社は、大規模言語モデル(LLM)を含む機械学習モデルを活用して細胞培養や各種科学実験を自律的に進行させる装置とその制御技術に関し、2件の特許を共同出願したと発表しました。
出願されたのは「細胞実験用統合自律実験装置およびその制御方法」と「実験モジュール統合制御装置およびその制御方法」の2件。
微小重力という地上とは異なる環境の中では、研究者が実験装置のそばで状況を確認したり、異常に応じて条件を変更したりすることが難しい、さらには通信の遅延や途絶が生じる場合があるという制約があります。
今回、4社が出願したうち「細胞実験用統合自律実験装置およびその制御方法」は、大規模言語モデル(LLM)を活用し、実験の観察・判断・操作までを装置が自律的に行うことを目指すもので、細胞の画像やセンサー情報をもとにAIが状態を分析し、培地や試薬の追加、温度やガス環境の調整などを自動で判断するというもの。
もう1件の出願である「実験モジュール統合制御装置およびその制御方法」では、細胞実験だけでなく材料開発など異なる分野の実験装置を共通の仕組みで制御できる基盤技術を提案。通信が不安定な宇宙環境でも装置側のAIで実験を継続できる仕組みも盛り込んでいるということです。
4社は今回出願した技術を創薬や再生医療、材料開発など幅広い研究分野に応用し、地上と宇宙で共通して利用できる「自律型研究室」の実現を目指すとしています。
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