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2/25宇宙ニュース・スカパーJSATら設立のSPC、約2,800億円で防衛省事業の契約締結 ほか3件

スカパーJSATら設立のSPC、約2,800億円で防衛省事業の契約締結

2026年2月20日、スカパーJSAT株式会社(東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉英一)は、今月19日、同社が三菱電機株式会社(東京都千代田区、執行役社長:漆間啓)、三井物産株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:堀健一)と共同で設立した特別目的会社(SPC)、株式会社トライサット・コンステレーション(東京都新宿区、代表取締役社長:森合裕・大藤英之)が、防衛省の「衛星コンステレーションの整備・運営等事業」に関する事業契約を締結したと発表しました。

同事業は、日本の防衛力強化に必要な能力・機能の一つである「スタンド・オフ防衛能力」の実効性確保に必要な画像情報を安定的に取得することを目的に、衛星コンステレーションを構築する事業。契約額は2,831億円(税込)で、昨年12月に同事業の落札が発表されていました(参考記事)。

今後、トライサット主導のもと、株式会社QPS研究所(福岡県福岡市、代表取締役社長CEO:大西俊輔)、株式会社Synspective(東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)、株式会社アクセルスペース(東京都中央区、代表取締役:中村友哉)、三井物産エアロスペース株式会社(東京都千代田区、社長:青木盛博)を含めた7社で衛星コンステレーションと専用地上施設を整備・運用し、防衛省のニーズに応じて高頻度かつ安定的に衛星画像を提供していくということです。

九工大発スタートアップKick Space Technologies、約6,000万円を調達

Credit: Kick Space Technologies株式会社 プレスリリース

2026年2月25日、超小型人工衛星エンドツーエンドサービスなどを提供する、九州工業大学(九工大)発の宇宙スタートアップ、Kick Space Technologies株式会社(福岡県北九州市、代表取締役CEO:佐藤凜)は、複数のベンチャーキャピタルや投資家を引受先としたJ-KISS型新株予約権により、約6,000万円の資金調達を実施したと発表しました。

Kick Space Technologiesは2025年7月設立。九工大が培った技術を基盤に、超小型人工衛星のミッション検討から衛星設計、試験、運用まで一気通貫で担うサービスや、小型衛星用ハードウェア・ソフトウェアの提供を手がけています。

同社では今回の資金調達を受け、衛星システムのさらなる信頼性向上に向けた研究開発を加速、事業パートナーとの連携強化、組織体制の拡充を進めていくとしています。

米LambdaVision、民間宇宙ステーション「Starlab」商用利用を予約 宇宙で人工網膜を製造

2026年2月24日、網膜変性疾患治療用の人工網膜を開発するLambdaVision(ラムダビジョン、アメリカ・コネチカット州、CEO:Nicole Wagner)は、Voyager Technologies主導のジョイントベンチャー・Starlab Space LLCと提携し、地球低軌道(LEO)の商用利用の事前予約に合意したと発表しました(LambdaVisionによる発表)。

LambdaVisionは、網膜色素変性症や加齢黄斑変性症といった網膜変性疾患による失明から視力を回復させるための人工網膜の開発に取り組んでおり、微小重力下での製造を目指して国際宇宙ステーション(ISS)でのミッションをすでに9回実施しています。

LambdaVisionの人工網膜は、バクテリオロドプシンというタンパク質の一種とポリマーを積層して製造するとのことですが、LEOの微小重力環境は人工網膜のような薄い膜状の物質の製造において、均質性や安定性、性能の向上に寄与するということです。

同社では、今回の戦略的提携は2030年に予定されているISSの退役を見据えたもので、実証から商業的な製造へ向けたステップだとしています。

軌道上データセンター開発の米Sophia Space、シードラウンドで1,000万ドル調達 KDDIも出資

Credit: Sophia Space ウェブサイト

2026年2月24日、軌道上コンピューティング・宇宙データセンター事業に取り組むSophia Space(ソフィア・スペース、アメリカ・カリフォルニア州、共同創業者兼CEO:Rob DeMillo)は、1,000万ドル(約15億5,000万円)を調達しシードラウンドをクローズしたと発表しました(Sophia Spaceによる発表)。

今回のラウンドのリード投資家には、リード投資家にはAlpha Funds、KDDI Green Partners Fund、Unlock Venture Partnersが名を連ねています。

同社は元NASA/JPLフェローのLeon Alkalai博士らによって設立された宇宙スタートアップで、放射冷却技術を活用し、軌道上でのAI推論やエッジ処理、商用・民生・防衛向けのデータ集約型ワークロードに対応するモジュール型プラットフォーム「TILE」の開発を進めています。

Sophia SpaceのCEO、Rob DeMillo氏はシードラウンドクローズを受け、モジュール開発のみならず次世代の宇宙ベースAIとデータ処理インフラの構築を進めていくとしています。

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