5/1宇宙ニュース・米Meta、電力需要対応に向け「宇宙太陽光発電」で米2社と提携 ほか3件

5/1宇宙ニュース・米Meta、電力需要対応に向け「宇宙太陽光発電」で米2社と提携 ほか3件

米Meta、電力需要対応に向け「宇宙太陽光発電」で米2社と提携

2026年4月27日、Meta Platforms(アメリカ・カリフォルニア州、会長兼CEO:Mark Zuckerberg、以下Meta)は、AIインフラおよびデータセンターへの安定的な電力供給を目的に、宇宙太陽光発電技術を開発するOverview Energy(アメリカ・バージニア州、CEO:Marc Berte)と、長時間蓄電技術を開発するNoon Energy(アメリカ・カリフォルニア州、共同創業者兼CEO:Chris Graves)と提携したと発表しました(Metaによる発表)。

Overview Energyは、地上約3万6,000キロメートルの静止軌道上に衛星を配置し、宇宙空間で集めた太陽エネルギーを近赤外線として地上へ送信するための技術開発を進めています。

一方のNoon Energyは、燃料電池と炭素系素材を組み合わせ、100時間以上の長時間蓄電を実現するための技術開発を行っており、Metaでは双方の技術を将来的な自社の電力供給の一手段としていきたい考えです。

いずれの技術も現時点では研究開発段階で、両社は2028年に実証を行う計画ですが、Metaはすでに両社それぞれから最大1ギガワットの供給容量を予約したということで、初期段階で容量予約を行った大手テック企業の一つとなるということです。

AIの普及で電力需要は世界的に増大していますが、一方で石炭火力など化石燃料を使用する発電は地球温暖化に悪影響を与えることから、クリーンエネルギーの調達が急務となっています。

Metaはこれまでに地熱や原子力を含む30ギガワット超のクリーンエネルギーを契約しているということで、今回の提携は、AI需要拡大に伴う電力確保の手段が宇宙空間にも広がりつつあることを示す動きといえます。

シンガポール、公共安全をテーマにしたカンファレンス開催 ガス検知衛星「Xplorer」開発も発表

Credit: HTX ウェブサイト

2026年4月28日から30日にかけ、シンガポールのマリーナベイ・サンズにて、公共安全をテーマとするカンファレンス・展示会「ミリポル・テックXサミット(MTX)」2026が開催されました。

同カンファレンスはシンガポール内務省・フランス内務省後援の下、シンガポール内務省傘下のホームチーム科学技術庁(HTX)、フランス内務省のコンサルティング組織Civipol、TechX Ventures、Comexposiumが共同で開催するイベントで、各国要人や研究者、業界トップなどが集まるとされています。

開会挨拶の中では、HTXが同組織として初の衛星「Xplorer」を開発することも発表されました(HTXによる発表)。「Xplorer」は、シンガポール企業のST Engineering Satellite Systemsとの共同開発で、危険なガスの噴出を検知、早期警報を可能にするとのこと。打上げは2029年を予定しているということです。

天地人、仏Aqualterとパートナーシップ締結 「宇宙水道局」をフランスに初導入

Credit: 株式会社天地人 プレスリリース

2026年5月1日、株式会社天地人(東京都中央区、代表取締役:櫻庭康人)は、フランスのアクアルテール(フランス・シャルトル、社長:Loïc Darcel、以下Aqualter)とパートナーシップを締結したと発表しました。

天地人はAqualterとソフトウェアライセンス契約を結び、衛星データとAIを活用した漏水評価・管理プラットフォーム「KnoWaterleak(宇宙水道局)」が、Aqualterが手がけるシャルトル都市圏の長期水道運営プロジェクトに導入されるということです。

同プロジェクトでは、「KnoWaterleak」はAqualterの管網監視プラットフォーム「Walter」に統合されるとのこと。現場の稼働状況を監視する「Walter」に、「KnoWaterleak」の衛星データとAIによる予測機能(100メートル四方単位の解像度)が加わることで、現場と衛星のデータが補い合う運用が可能になるとしています。

また、両社は販売代理店契約も交わし、Aqualterは「KnoWaterleak」のフランスでの初の公認販売代理店となるということです。

天地人は今回のパートナーシップを欧州における具体的な事業展開の第一歩と位置づけており、Aqualterの他プロジェクトへの展開や共同プロモーションなどにつなげていきたい考えです。

モロッコ、アルテミス協定64番目の国として署名

Credit: NASA

2026年4月30日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、モロッコが月・火星をはじめとした深宇宙探査に関する一連の原則を定めた「アルテミス協定」に署名したと発表しました(NASAによる発表)。

アルテミス協定への署名国は、4月20日のラトビア(参考記事)、4月23日のヨルダン(参考記事)に続き、64カ国目。

署名の式典は発表前日の29日にモロッコの首都・ラバトで開催され、モロッコ外務大臣のナッセール・ブリタ(Nasser Bourita)氏が署名を行いました。

また、NASAは、5月4日にアイルランドもアルテミス協定への署名を行う予定だとしています(NASAによる発表)。

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