ルクセンブルクのSESと仏エアバス子会社、衛星による「量子鍵配送システム」検証に向け、光地上局を建設へ

ルクセンブルクのSESと仏エアバス子会社、衛星による「量子鍵配送システム」検証に向け、光地上局を建設へ
Credit: SES ウェブサイト

2026年7月15日、衛星通信プロバイダーのSES(CEO:Adel Al-Saleh)は、仏エアバス(Airbus)のオランダ子会社であるエアバス・ネザーランズ(Airbus Netherlands)と共同で、オランダ国内にて、量子鍵配送(QKD)システム検証用小型衛星「イーグル1(Eagle-1)」向け光地上局の建設予定地を確保したと発表しました(SESによる発表)。

量子鍵配送(QKD)は、「観測されると状態が変わる」という量子の性質を利用することで、盗聴の有無を確認しながら通信に使う暗号鍵を安全に共有する技術です。

建設予定の光地上局は、管制室と衛星追尾用の望遠鏡を収めたドームで構成され、大気のゆらぎをリアルタイムに補正しながらレーザー通信によって量子鍵を受信するとのこと。また、SESは欧州宇宙機関(ESA)および欧州委員会(EC)との官民連携事業として検証用の衛星「イーグル1」を運用します。

同プロジェクトでは、衛星と地上局間で量子技術を用いた超安全通信を実証する予定で、将来的な欧州での量子通信インフラの構築に向け、政府機関や金融機関等による量子暗号通信の利用を見据えているということです。

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