5/29宇宙ニュース・AstroXとJAXA、気球システムを活用した成層圏でのフライト実証試験に着手 ほか3件

5/29宇宙ニュース・AstroXとJAXA、気球システムを活用した成層圏でのフライト実証試験に着手 ほか3件

AstroXとJAXA、気球システムを活用した成層圏でのフライト実証試験に着手

地上試験に用いた気球用姿勢制御装置(成層圏実証#1 で利用予定)とパッケージ化のイメージ
Credit: JAXA プレスリリース

2026年5月28日、AstroX株式会社(福島県南相馬市、代表取締役CEO:小田翔武)と、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、成層圏気球用懸垂型姿勢制御装置の事業共同実証活動に着手すると発表しました。

両者は2024年から、宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」を通じて同技術に関するコンセプト共創活動を進めていました(参考記事)。

共創活動では「気球用プラットフォームとしての懸垂型姿勢制御装置」に関する研究開発が進められており、地上試験で良好な結果が得られたことから、事業共同実証活動に着手し、成層圏での実証が行われることになりました。

実証は、JAXAの気球システムを活用して行われるということで、技術が実証されれば、JAXAの気球システムの高度化に加えて、AstroXが開発を進めているロックーン(Rockoon)方式による打上げや、成層圏プラットフォーム、建設用クレーンなど、さまざまなミッションに汎用的に使えるようにする「パッケージ化」の設計に反映されるということです。

INDUSTRIAL-X、総額19.3億円を調達 宇宙産業へ本格進出

Credit: 株式会社INDUSTRIAL-X ウェブサイト

2026年5月28日、株式会社INDUSTRIAL-X(東京都港区、代表取締役CEO:八子知礼、記事)は、第三者割当増資と金融機関からの融資による、総額19.3億円の資金調達を実施したと発表しました。

2019年創業の同社は、「デジタルとアナログの融合で日本の産業構造を変革する」というミッションを掲げ、産業領域向けDX支援などを手がけています。

また、宇宙戦略基金(第一期)の技術開発テーマ「衛星サプライチェーン構築のための衛星部品・コンポーネントの開発・実証」のうち、「衛星サプライチェーンの構築・革新のための横断的な仕組みの整備に向けたFS(フィージビリティ・スタディ:実現可能性調査)」の委託先として採択されています。

今回の調達実施を受け、同社は「AIを活用した産業界の変革(AI Transformation:AX)」へのコミットとともに、宇宙産業への本格進出を発表。「宇宙事業展開支援サービス」の開始を明らかにしています。

MJOLNIR SPACEWORKS、最大17億円を調達 ロケットエンジン・タンクの量産に向け開発を推進

Credit: 株式会社MJOLNIR SPACEWORKS プレスリリース

2026年5月29日、株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(北海道札幌市、代表取締役CEO:米倉一男)は、シリーズBラウンドとして、第三者割当増資と融資枠契約の締結により、最大17億円の資金調達を実施したと発表しました。

同社では、ロケットエンジンという長期間の研究開発を必要とするディープテック領域特有の条件に対応するため、増資と融資枠を組み合わせた調達を実施したと説明。

調達資金は、エンジンの大推力化や軽量化、試験設備の拡充、次世代エンジンの設計・製造に向けた材料費や設備投資に加え、これらの開発等に携わる専門人材の採用強化に充てられるということです。

調達実施を受け、MJOLNIR SPACEWORKS代表の米倉氏は「すべての人が宇宙にアクセスできるように、ロケット・ロケットエンジン・タンクを量産し、コンポーネントを安定供給することで宇宙産業を支えるという目標に向かって、より一層邁進してまいります」とコメントしています。

ISS滞在のRoscosmosクルーが船外活動を実施

2026年5月27日、ロシア国営のタス通信は、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士・セルゲイ・クド-スヴェルチコフ(Sergey Kud-Sverchkov)氏とセルゲイ・ミカエフ(Sergey Mikayev)氏が船外活動を実施すると報じました(TASSによる報道)。

クド-スヴェルチコフ氏は2回目、ミカエフ氏にとっては初めての船外活動になるということです。

船外活動は日本時間の27日午後11時15分頃から開始され、ズヴェズダ(Zvezda)モジュール外壁への電波望遠鏡の設置などが行われました。

船外活動の様子を中継した配信のアーカイブは、NASAのYoutubeから見ることができます。

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