フィンランドのICEYE、ドイツとポルトガルに拠点を設立 欧州での事業拡大を加速

フィンランドのICEYE、ドイツとポルトガルに拠点を設立 欧州での事業拡大を加速

小型SAR衛星コンステレーションの運用や防衛・防災ソリューションの提供を手がけるICEYE(フィンランド・ヘルシンキ、共同創業者:Rafal Modrzewski、Pekka Laurila)は、2026年7月8日に、ベルリンおよびミュンヘンを拠点とするドイツ法人「ICEYE Germany」を設立、翌9日にポルトガル法人である「ICEYE Portugal」の設立を発表しました(ICEYEによる発表12)。

発表によると、ドイツ法人では衛星コンポーネントの製造や高度なソフトウェアの開発を行うことに加え、AIセンターとインテリジェンスグループが新設されるとのこと。すでに同社は防衛大手のラインメタル(Rheinmetall)とドイツ国内で合弁事業を進めていますが(参考記事)、ドイツでのプレゼンスをさらに拡大していく構えです。

また、9日に発表されたポルトガル法人については、同時に技術開発センターも設立されており、同センターではソフトウェアやシステムインテグレーション、AIなどの研究開発を推進し、包括的なインテリジェンス機能の構築を目指すとしています。同社はポルトガルで2年間にわたり同国空軍とのパートナーシップを構築しており、これに基づき現地の産業基盤の強化と研究開発投資をさらに推進していくとのことです。

いずれの発表においても欧州での主権的宇宙能力の向上が掲げられており、背景には近年の地政学的な環境変化があることが見て取れます。

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