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ispaceの米子会社、コロラド州デンバーの本社に月面ミッションの管制室を開設

新たに開設された「サミット・ミッション・コントロール・センター」正面入口
Credit: 株式会社ispace プレスリリース

2024年9月26日、株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役 袴田武史、参考記事)は、同社の米国法人ispace technologies U.S., inc(コロラド州デンバー、CEO Ronald J. Garan Jr.)が、コロラド州デンバーの本社に管制室となる「サミット・ミッション・コントロール・センター」を開設したと発表した。

開設された「サミット・ミッション・コントロール・センター」には、進行中の月面ミッションを管制するメインオペレーションルームに加え、打ち上げ前やミッション中のシミュレーション、リハーサルを実施するペイロードのオペレーターや顧客のためのオペレーションルームがあり、今後、ispace U.S.が実施予定のミッションにおいて、宇宙機や顧客ペイロードとのテレメトリ(遠隔情報収集)通信のための地上の中枢設備として使用されるという。

「サミット・ミッション・コントロール・センター」のメインオペレーションルーム(上)と2つ目のオペレーションルーム(下)
Credit: 株式会社ispace プレスリリース

ispace U.S.はコロラド州デンバーを拠点としており、米国で設計・製造・打ち上げが行われるAPEX1.0ランダーの開発を行っている。

2026年に打ち上げが予定されているミッション3では、ispace U.S.はチャールズ・スターク・ドレイパー研究所による「Team Draper」の一員として、NASAによる複数の科学的ペイロードを、月の裏側、南極付近に位置するSchrödinger Basin(シュレーディンガー盆地)へ輸送する計画。

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