4/16宇宙ニュース・ispaceと清水建設、「月面データセンター」軸にシスルナ空間のインフラを共同検討へ ほか3件

4/16宇宙ニュース・ispaceと清水建設、「月面データセンター」軸にシスルナ空間のインフラを共同検討へ ほか3件

ispaceと清水建設、「月面データセンター」軸にシスルナ空間のインフラを共同検討へ

Credit: 株式会社ispace プレスリリース

2026年4月15日、株式会社ispace(東京都中央区、代表取締役:袴田武史)と清水建設株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:新村達也)は、「月面データセンター」の建設検討を軸とした、シスルナ空間(月近傍領域)のインフラアーキテクチャ構築に向けた計画検討に関する基本合意書(MOU)を締結したと発表しました。

ispaceでは、月面探査や資源利用、拠点整備などの活動が本格化する中、これらを支える月面インフラの構築が重要課題となっていると指摘。

特に、月面環境でのインフラ整備においては人手に依存しない自律的な施工・運用が求められるため、通信、エッジコンピューティング、データ管理などの機能整備が不可欠になるとしています。

こうした背景をふまえ、ispaceは、国土交通省と文部科学省が推進する「宇宙無人建設革新技術開発」などで月面インフラ構築に向けた基盤技術の検討を進めてきた清水建設と連携して「月面データセンター」の建設検討を進め、将来の月面活動を支えていきたいとしています。

米Sophia Space、軌道上コンピューティング・通信の推進に向け、カナダの通信企業と提携

2026年4月13日、Sophia Space(アメリカ・カリフォルニア州、共同創業者兼CEO:Rob DeMillo)は、衛星通信企業Kepler Communications(カナダ・オンタリオ州、共同創業者兼CEO:Mina Mitry、以下Kepler)と、軌道上コンピューティングと光通信技術に関する包括的な協業を目的とした戦略的協力協定を締結したと発表しました(Sophia Spaceによる発表)。

提携を通じ、Sophia Spaceが開発する耐障害性・放射線耐性を備えた軌道上データセンターソフトウェアを、Keplerの光通信衛星ネットワーク上に統合。軌道上でのコンピューティング・通信に関する実証や、大容量データ処理の効率化などの検証を行うということです。

実証は今年後半にも開始される予定で、これを足がかりに宇宙での分散型・耐障害性の高いコンピューティング基盤の確立、宇宙ベースのデータセンターネットワークの共同開発を進めるということです。

NTTとJAXAによる地球低軌道での伝送・センシング技術の実証開始

「低軌道衛星MIMO技術を活用した衛星センシングプラットフォーム実証」のイメージ
Credit: NTT株式会社 プレスリリース

2026年4月15日、NTT株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:島田明)は、昨年12月に打上げられた革新的衛星技術実証4号機(小型実証衛星4号機)に搭載された低軌道衛星MIMO/IoT伝送装置(LEOMI)による軌道上実証実験が開始されたと発表しました。

NTTと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、軌道上実証プログラム「革新的衛星技術実証プログラム」における「革新的衛星技術実証4号機」の実証テーマに選定されており、「低軌道衛星MIMO技術」と「衛星センシング技術」の実証を行う「衛星MIMO技術を活用した920MHz帯衛星IoTプラットフォームの軌道上実証」を進めています。

MIMO(multiple-input multiple-output、読み:マイモ)は、無線通信において送信機と受信機の双方が複数のアンテナで通信を行い、伝送容量を向上させるための技術。この技術が確立できれば、地上通信網が整備されていない海洋や山間部等でのIoTデバイス活用やセンシングサービスなど、世界中であらゆるものがつながる「超広域省電力センシングサービス」への応用が期待できます。

衛星は、打上げ後に動作確認を行うチェックアウト試験が行われていましたが、定常運用の開始後まもなく、MIMO方式での信号処理が想定通り行われていることが確認できたということです。

実証は、今後約1年間にわたり進められる予定です。

米Voyager、ISSへの7回目の民間宇宙飛行士ミッションに選定 2028年以降に実施予定

Credit: NASA

2026年4月15日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、Voyager Technologies(アメリカ・コロラド州、会長兼CEO:Dylan Taylor、以下Voyager)と、国際宇宙ステーション(ISS)への民間宇宙飛行士ミッションの実施に向けた合意に署名したと発表しました(NASAによる発表)。

Voyagerにとって、ISSに向けた民間宇宙飛行士ミッションへの選定は初となります。

ミッション名は「VOYG-1」で、実施目標は2028年以降の予定です。クルーは4名で、最大14日間ISSに滞在する見込みだということです。

NASAが選定するISSへの民間宇宙飛行士ミッションは7回目となり、これまでは主にAxiom Space(参考記事)選定されてきましたが、2027年実施予定の6回目はVast(参考記事)が選定されています。

今回、Voyagerが新たに選定されたことで民間宇宙飛行士ミッション提供先の多角化が進んでいることがうかがえます。

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