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米Vast、「人間中心のデザイン」に基づいた新宇宙服を発表
2026年4月13日、宇宙ステーション開発企業のVast(アメリカ・カリフォルニア州、CEO:Max Haott)は、同日からコロラド州で開催されている第41回Space Symposiumにて、宇宙飛行士用のフライトスーツを発表しました(Vastによる発表)。
フライトスーツは与圧された宇宙ステーション内での着用が想定されているもので、「人間中心のデザイン」という考えに基づき設計されているとのこと。
デザインにあたってはVastの主任宇宙飛行士で元アメリカ航空宇宙局(NASA)宇宙飛行士のアンドリュー・フューステル(Andrew Feustel)氏が助言しており、これまでの宇宙飛行士が着用してきたフライトスーツの伝統を維持しつつ、現代の作業着の快適性・実用性を兼ね備えたものだということです。
このフライトスーツは、同社が開発を進める商用宇宙ステーション「Haven-1」に加え、今年2月に同社がアメリカ航空宇宙局(NASA)から選定された国際宇宙ステーション(ISS)への民間宇宙飛行士ミッション(参考記事)の中で、クルーが着用する予定です。
Space Compassら3社、光データリレーでの協業に向け覚書締結
2026年4月13日、株式会社Space Compass(東京都千代田区、代表取締役Co-CEO:小松大実、堀茂弘)、Apolink(アメリカ・カリフォルニア州、創業者兼CEO:Onkar Singh Batra)、JSAT International(アメリカ・ワシントンD. C.、社長兼COO:Makiko Arahori)の3社は、静止軌道(GEO) – 地球低軌道(LEO)間での光データリレーサービスの技術的、およびビジネス面での可能性を共同で検討することを目的に覚書を締結したと発表しました。
締結された覚書に基づき、3社はApolinkが開発するLEOデータリレーネットワークと、Space Compassが構築を進めるGEOベースの光データリレーサービスとの相互接続について共同検討を実施。
各社がもつ補完的なケイパビリティを最大限に活かし、GEO-LEO間の光衛星間リンクのコンセプト策定をはじめ、技術的・事業的な実現可能性の評価に取り組み、将来的な市場投入を見据えた検討を行うということです。
また、今回の覚書は3社による将来的な協業に向けたステップであるともされています。
米Vantor、衛星コンステレーション拡張計画を発表 解像度20cm級の次世代衛星などを投入
2026年4月9日、Vantor(アメリカ・コロラド州、CEO:Dan Smoot)は、高頻度・高解像度の画像撮影を可能にする衛星コンステレーションの拡張計画を発表しました(Vantorによる発表)。
同社の衛星コンステレーション「WorldView Legion」は、30センチメートル級の解像度で、同一地点を1日最大15回観測できますが、今回発表された拡張計画では、解像度20センチメートル級の次世代衛星「Vantage」と、高頻度モニタリングを目的とした解像度40センチメートル級の衛星群「Pulse」を投入、将来的に同一地点を最短15分間隔で撮影できるようにするとしています。
同社では、まず2027年にPulseを、続いて2029年にVantage2機を稼働させる予定。さらに、同社の地理空間情報プラットフォーム「Tensorglobe」にこれらの衛星が取得したデータを提供するとしています。
米Seagate Spaceと米Firefly、洋上打上げプラットフォーム開発で連携へ

2026年4月6日、Seagate Space Corporation(アメリカ・フロリダ州、社長兼COO:Sean Fortener、以下Seagate Space)は、Firefly Aerospace(アメリカ・テキサス州、CEO:Jason Kim、以下Firefly)が開発するロケット「アルファ(Alpha)」などを対象とした洋上打上げプラットフォームの開発に関する覚書を締結したと発表しました(Seagate Spaceによる発表)。
Seagate Spaceは、洋上からロケットを打ち上げるためのプラットフォーム「ゲートウェイS(Gateway-S)」の開発を進めており、自律的なポジショニング、モジュール型構造などを特徴としています。
また同社は、最近「ゲートウェイS」のシステムがアメリカ船級協会(American Bureau of Shipping)が定める洋上宇宙港ガイドラインの中で、設計の妥当性を確認する初期承認である「原則承認」を受けたほか、モデルを用いた検証などを行ったことも明らかにしました。
今回の覚書に基づき、両社は連携して、液体ロケットの運用に対応する統合型洋上打上げシステムの設計を成熟させていくということです。
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