米City Labs、原子力電源を搭載したキューブサットを打上げ 世界初

米City Labs、原子力電源を搭載したキューブサットを打上げ 世界初
Credit: City Labs ウェブサイト

2026年7月7日、医療や産業、宇宙領域向けの原子力電源を開発するシティ・ラボ(アメリカ・フロリダ州、CEO:Peter Cabauy、以下City Labs)は、同社が開発したトリチウムを利用した超小型原子力電源を搭載したキューブサット(超小型衛星)「BOHR」が、SpaceXの相乗り打上げミッション「トランスポーター17(Transporter-17)」で打ち上げられたと発表しました(City Labsによる発表)。

同社では、「BOHR」が世界初の商用原子力衛星であり、原子力電源を搭載した初のキューブサットだとしています。

同衛星は、City Labsの独自技術「NanoTritium™ betavoltaic technology」が太陽光エネルギーに依存せず連続的かつ長期間の電力供給ができるかを実証することが目的。人工衛星の基本的な動作を担うバス部分は太陽光エネルギーで駆動し、実証用ペイロードへの電力供給にNanoTritium™を用いて検証を行うということです。

また、同ミッションは米連邦航空局(FAA)による承認を経て初めて実施された商業核ミッションであり、City Labsが作成した安全解析に対し、独立機関によるレビュー・妥当性確認が行われたということです。

City Labsでは、アルテミス計画による月面探査の進展や、民間企業による地球低軌道(LEO)以遠の長期ミッションなどが模索される中で、「BOHR」が太陽光エネルギーに依存しない電力の課題に対するソリューションとなるとしています。

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