今年度末にご勇退される「あかつき」運用チームリーダー 中村正人氏による講演
相模原市立博物館では2023年2月26日、JAXA宇宙科学研究所が開発・運用を行う金星探査機「あかつき」について、運用チームリーダーの中村 正人氏が、そのミッションや最近の科学成果を講演する1日限りのトークイベントが開催されます。
開催概要
日 時:2023年2月26日(日)午後2時~4時(開場 午後1時30分)
場 所:相模原市立博物館 地階 大会議室(中央区高根3-1-15)
講 師:「あかつき」後期運用チーム所内リーダー 中村 正人氏(JAXA宇宙科学研究所 教授)
定 員:100名(先着順、希望者は直接会場へ)
参加費:無料
▼博物館ホームページ
https://sagamiharacitymuseum.jp/
金星探査機「あかつき」について
「あかつき」は、金星大気の謎を解明するために開発された惑星探査機で、JAXA宇宙科学研究所が開発・運用を行っています。
2010年5月21日に種子島宇宙センターから打上げられた「あかつき」は、同年12月に金星への軌道投入に失敗しましたが、調査・対策チームを作り原因究明とその対策を調査し、再挑戦する計画を検討しました。
そして、5年後の2015年12月7日に日本の探査機として初めて地球以外の惑星を回る軌道に入ることに成功しました。
赤外線、可視光線、紫外線を利用して金星大気を撮影する5台のカメラと、気温などの高度分布を観測するための電波発振器を備えており、金星を約10日で1周する楕円軌道を回りながら、大気の流れや組成、雷や火山活動の有無などを調べています。