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大分県立国東高等学校が2024年度「SPACEコース」のカリキュラムを公開

アジア初となる宇宙港(スペースポート)まで車で10分の場所に位置する大分県立国東高等学校(OITA KUNISAKI HIGH SCHOOL「以下、国東高校」)は、2023年7月7日、2024年度より始まる「SPACEコース」のカリキュラムを公開したと発表した。
SPACEコースは、宇宙をテーマに新たな学びを展開していくことを目指しており、全国から入学生を募集する。

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Credit: 大分県立国東高等学校

STEAM教育で幅広い学びを展開、多様な進路希望に対応

宇宙に関する学びは今後、多岐にわたる領域に波及することが予想されている。そして、ボーダーレス時代が到来する今、グローバルな視点から基礎力を身につけるとともに、学びを深化し思考力・探究力を育成することが重要になってきている。

普通科進学コースの2年次より開設されるSPACEコースでは、科学・技術・工学・芸術・数学の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた理念「STEAM教育」をカリキュラムに取り入れ、生徒の多様な進路希望に対応。あらゆる学部系統への進学を可能にする幅広い学びを展開していくという。

なお、SPACEコースの「SPACE」は、「STEAM」「PASSION情熱」「ACTION行動」「COURAGE勇気」「ENGINE原動力」の頭文字から成っている。

Credit: 大分県立国東高等学校

オリジナルプログラム「STEAM探究」、宇宙をテーマとした地球の課題解決に向けて探究

SPACEコースの教育課程は、1年次に全生徒で宇宙関連学習(「宇宙 STEAM探究」と題した「総合的な探究の時間」)を実施し、2・3年次の「SPACE 探究」で宇宙 STEAM探究をより専門的な学びへと深化させる。具体的には、人工衛星データを活用し地球課題の解決を図る探究活動などが予定されている。
そして、3年次にはSPACEに特化した学校設定科目を設置し、総合型選抜等で進路実現を目指すという計画だ。

SPACEコースの生徒は宇宙関連学習を3年間で最大14単位、授業時間にして490時間学ぶことができるという。

また、国東高校の最大の特長である総合選択制のカリキュラムでは、宇宙の学びを総合選択科目に取り入れ、普通科と専門学科の生徒が同一科目を学ぶことで、思考の化学反応を誘発し新たな創造的価値を生み出していくことを目指す。

大分県立国東高等学校 全国募集向け特設サイト:http://kou.oita-ed.jp/lp/kunisaki/
大分県立国東高等学校公式サイト:https://kou.oita-ed.jp/kunisaki/

Credit:大分県立国東高等学校