1 衛星データで斜面・地盤、インフラの変化を可視化するサービスの体験版を提供　スカパーJSATら
2 3/13朝に「クルー10」がISSへ向け出発　NASAがライブ配信
3 ソニーの衛星「EYE」搭載のPale Blue製水蒸気式推進機、軌道上で2年経過後も作動を確認
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衛星データで斜面・地盤、インフラの変化を可視化するサービスの体験版を提供　スカパーJSATら

大阪（大阪平野）エリアでの「LIANA®」による解析結果と活用のイメージ
Credit: スカパーJSAT株式会社、株式会社ゼンリン、日本工営株式会社プレスリリース

2025年3月6日、スカパーJSAT株式会社（東京都港区、代表取締役執行役員社長米倉英一）、株式会社ゼンリン（福岡県北九州市、代表取締役社長髙山善司、参考記事）、ID＆Eホールディングス株式会社傘下の日本工営株式会社（東京都千代田区、代表取締役社長金井晴彦）の3社は、衛星データを用いて斜面・地盤やインフラの経年変化を過去に遡ってモニタリングする法人・自治体向けサービス「LIANA®（リアーナ）」の体験版を同日から無償で提供すると発表しました。

この体験版では東京都、大阪府、および宮城県周辺の一部エリアにおける地盤変動やインフラの概況を確認できるということで、今後は全国の主要都市を対象に体験版の閲覧可能エリアが順次拡大される予定です。

3社は、同サービスの対象を地方自治体やインフラ事業者、建設コンサルタントなどとしており、これらの自治体や事業者がコストや人員の負担を軽減しながら効率的に災害対策や老朽インフラの維持管理を行うことが期待できるとしています。

3/13朝に「クルー10」がISSへ向け出発　NASAがライブ配信

国際宇宙ステーションに向かう「クルー10」のメンバー。右端がJAXAの大西卓哉宇宙飛行士
Credit: SpaceX

日本時間の2025年3月13日（木）午前8時48分（現地時間 12日午後7時48分）に、国際宇宙ステーション（ISS）への長期滞在クルー交代ミッション「クルー10（Crew-10）」が打上げられます。

アメリカ航空宇宙局（NASA）では、打ち上げからISSへの宇宙船のドッキングまでの様子を「NASA＋」でライブ配信します。

クルー10には、宇宙航空研究開発機構（JAXA）宇宙飛行士の大西卓哉氏のほか、NASA宇宙飛行士のアン・マクレイン（Anne McClain）氏とニコール・エアーズ（Nichole Ayers）氏、Roscosmos宇宙飛行士のキリル・ペスコフ（Kirill Peskov）氏の4名が搭乗します。

ソニーの衛星「EYE」搭載のPale Blue製水蒸気式推進機、軌道上で2年経過後も作動を確認

推進機作動中の圧力および温度計測データ
Credit: 株式会社Pale Blue ウェブサイト

2025年3月5日、小型衛星向け推進機（エンジン）の開発を進める宇宙スタートアップの株式会社Pale Blue（千葉県柏市、代表取締役浅川純）は、今年2月に運用を終了したソニーグループの超小型衛星「SPHERE-1 EYE」に搭載されていた同社の水蒸気式推進機について、軌道上での初作動から2年経過時でもシステム全体の健全性が確認されたと発表しました（Pale Blueによる発表）。

水蒸気式推進機を搭載した「SPHERE-1 EYE」は、2023年1月に打ち上げられていました。

同社はウェブサイトで推進機作動中の圧力および温度計測データのグラフを公開。推進機の昇温時間は約4分で、5分間の連続作動が実施されたことや安定した圧力を維持できていることが確認できるとしています。