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3/11宇宙ニュース・将来宇宙輸送システムと旭化成、ロケットエンジン開発で包括連携協定締結 ほか3件

将来宇宙輸送システムと旭化成、ロケットエンジン開発で包括連携協定締結

旭化成株式会社 専務執行役員 兼 ライフイノベーション事業本部長の山岸秀之氏(左)と将来宇宙輸送システム株式会社 代表取締役社長の畑田康二郎氏(右)
Credit: 旭化成株式会社 プレスリリース

2025年3月11日、将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 畑田康二郎)と旭化成株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 工藤幸四郎)は、次世代宇宙輸送システムの実現に向けた活動推進のため包括連携協定を締結したことを発表しました。

旭化成は固体燃料を用いた推進システムの設計、製造や評価技術に関するノウハウと施設・設備を保有しており、これらの保有技術と施設等を宇宙輸送分野に展開するため、今年から宇宙輸送に関する事業・サービスの検討・検証を開始しています。

一方の将来宇宙輸送システムでは、人工衛星打ち上げ用ロケットを2028年3月までに開発することを目標に研究開発を進めており、今回の包括連携協定を通じて、旭化成の施設・設備を利用したロケットエンジンの開発を進めるほか、その他の技術協力の可能性検討も行うとしています。

宇宙機用エンジン開発のLetara、6.5億円の追加調達を実施

Credit: Letara株式会社 ウェブサイト

2025年3月11日、プラスチックを燃料とする宇宙機用推進機の開発・製造を行うLetara株式会社(北海道札幌市、Co-CEO 平井翔大、Landon Kamps)は、総額6.5億円の追加調達を実施したことを発表しました。

今回新たに出資・融資を行ったのは、全日空商事株式会社(参考記事)や国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)など6者。全日空商事とは、出資に加えてLetara製品の米国を中心とした国内外市場における営業活動強化にむけた資本業務提携にも合意しています。

Letaraによると、これまでの調達額は補助金などを含め、累計総額で約18億円。今回調達した資金は、宇宙実証に向けた開発の加速に充てられるとしています。

ESAの森林観測衛星、フランス領ギアナの宇宙港に到着 4月末打ち上げ

Credit: ESA/ATG medialab

2025年3月10日、欧州宇宙機関(ESA)は、同機関の新たな地球観測衛星「バイオマス(Biomass)」がフランス領ギアナにある欧州宇宙港に到着したと発表しました(ESAによる発表)。

「バイオマス」は初めてPバンド合成開口レーダーを搭載した地球観測衛星で、森林の炭素貯留量を評価するための情報を収集します。ESAでは、観測によって森林の状態やその経時的変化の詳細がわかれば、地球上の炭素の排出・吸収メカニズムである炭素循環の理解にもつながるとしています。

「バイオマス」は4月末に「ベガC(Vega-C)」ロケットで打ち上げられる予定です。

アウトドアブランドのCHUMS、宇宙服や宇宙施設から着想を得たシリーズを発表

Credit: 株式会社ランドウェル プレスリリース

2025年3月10日、アウトドア・カジュアルブランド「CHUMS(チャムス)」の日本総代理店である株式会社ランドウェル(東京都港区北青山、代表取締役 土屋芳隆)は、宇宙服や宇宙施設のディテールから着想を得た「SPACE」シリーズが3月7日からスタートしたと発表しました。

同シリーズでは宇宙を「究極のアウトドア」と位置づけ、「宇宙だって、アウトドア。」をコンセプトに、宇宙のロマンや楽しさをフーディやジャンプスーツ、デイパックなどのデザインに落とし込んでいます。ファッションで宇宙を楽しみたい方にはうってつけのシリーズと言えそうです。

なお、この「SPACE」シリーズは2023年に東京タワーで開催されたイベント「月面探査車YAOKI操縦体験 at CHUMS月面ベースキャンプ」がきっかけになっているとのこと。製品ラインナップは下記から確認できます。

https://www.chums.jp/topics/space

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