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ドローン・AI事業のSORA Technology、衛星解析企業を買収・子会社化 宇宙事業に参入

2026年3月26日、ドローン・AI技術を活用した感染症対策や農業生産性向上などを提供するSORA Technology株式会社(愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介)は、衛星画像・地理情報システム(GIS)データ解析を手がけるゼットマート(イスラエル、CEO:Arnon Houri Yafin、以下Zmart)の株式を取得し、子会社化したと発表しました。
SORA Technologyは2020年設立。アフリカを中心としたグローバルサウス諸国に対し、ドローン・AI技術を活用したマラリア対策として現地での繁殖地調査や感染症対策オペレーションの高度化に取り組んできました。
ZmartはAIによる衛星画像・GISデータの解析技術を有しており、両社の技術と現地オペレーションを統合してマラリア対策の効率化とグローバル展開を加速していくとしています。
SORA Technologyではさらに、感染症対策以外に気候変動や農業分野への応用も視野に入れているとしています。
ElevationSpace、宇宙実証プラットフォームへのバイオ医薬品技術統合に向け米Redwireと基本合意

Credit: 株式会社ElevationSpace プレスリリース
2026年3月26日、株式会社ElevationSpace(宮城県仙台市 代表取締役CEO:小林稜平)は、宇宙・防衛テクノロジー企業のRedwire Corporation(アメリカ・フロリダ州、CEO:Peter Cannito、以下Redwire、参考記事)と、同社の宇宙実証プラットフォームにRedwireの微小重力およびバイオ医薬品向けハードウェアの統合に向けた基本合意書(MoU)を締結したと発表しました。
この合意に基づき、両社はElevationSpaceが開発する宇宙実証プラットフォームとRedwireのハードウェア・科学研究ペイロードとの互換性を確保することを目的に、ペイロードの実験インターフェースや回収要件の共有を行うということです。
また、ElevationSpaceのプラットフォームに適した研究実験の特定や、Redwireが同プラットフォーム向けに提供可能な主要サービスの検討も共同で進めるとしています。
ElevationSpaceでは、今回の提携により科学・商業目的での微小重力環境の利用機会拡大、世界の顧客へのアクセス向上とともに、同社プラットフォーム上での連携機会を増やすことが可能になるとしています。
新会社スペース・ルネサンス設立 宇宙輸送領域向け共通開発ソフトウェアプラットフォームの構築目指す

2026年3月27日、BtoBおよびBtoC向けのサービス企画・開発を手がける株式会社エスト・ルージュ(東京都千代田区、代表取締役:寺澤康輝)の子会社としてスペース・ルネサンス株式会社(東京都千代田区、代表取締役:寺澤康輝)の設立が発表されました。
スペース・ルネサンスは、「宇宙開発にもっと自由を」というコンセプトの下、宇宙業界が抱える課題に対しデジタルの力で支援・解消を目指すとしています。
具体的には、特定の宇宙機・輸送システムに依存しない中立的な立場から「宇宙輸送各社の共通宇宙開発用ソフトウェアプラットフォーム」の構築を目指すとしており、まずはロケット飛行運用の効率化と高機能化を図る共通ミッション解析サービスの開発を進めるということです。
なお、親会社のエスト・ルージュは同日、将来宇宙輸送システム株式会社と宇宙開発用ソフトウェアプラットフォームの開発・普及に向けた包括連携協定を締結。スペース・ルネサンスの設立は同協定に基づくものだということです。
スペース・ルネサンスでは、エスト・ルージュが培ったサービス開発力に、宇宙機・輸送機分野の実務経験を有する宇宙専門人材を融合させ、企画・要件整理から解析設計・運用までの一貫した支援を提供するとしています。
米Intuitive Machines、NASAから約288億円の月面輸送契約を受注

2026年3月24日、インテュイティブ・マシーンズ(アメリカ・テキサス州、CEO:Steve Altemus、以下Intuitive Machines)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)から、月南極地域に7つの科学技術ペイロードを輸送するための契約を受注したと発表しました。契約金額は1億8,040万ドル(約288億円)とのことです(Intuitive Machinesによる発表)。
同契約によるミッション「IM-5」は、Intuitive Machinesにとって5回目の商業月面ペイロードサービス(CLPS)のタスクオーダー。科学技術ペイロードの輸送とデータ取得・送信のために、より大型の月着陸船(Nova-D)が使用される想定です。
IM-5には、NASAの化学分析装置や放射線検出システム、画像システム等に加え、オーストラリア宇宙庁(ASA)が開発する月面探査車などさまざまなペイロードが搭載されるということです。
着陸地点は、月の南極に近いモンス・マラパート(Mons Malapert)で、同地点は地球との通信が確保しやすく、照明条件も安定しているため、将来の通信や航行、地上インフラの建設に適した場所だということです。
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