2026年6月10日、地球低軌道(LEO)上での製造ソリューション開発を進めるSpace Forge(イギリス・ウェールズ、共同創業者兼CEO:Joshua Western)は、ESAの一般支援技術プログラムから1,000万ポンド(約21.5億円)の助成金を獲得する見込みとなったと発表しました(Space Forgeによる発表)。
同社は地球低軌道(LEO)の微小重力環境を活用して、地上では実現が難しい特性をもつ半導体材料の製造を目指すスタートアップ。今回の助成を受け、軌道上で製造した材料を地球に帰還させる際に必要な折りたたみ式耐熱システム「プリドゥウェン(Pridwen)」の開発を進めるとしています。
「プリドゥウェン」は、イギリスの英雄叙事詩・アーサー王伝説に登場する盾の名前からとられた名称で、折りたたみ式にすることで、軽量化や搭載スペースの削減につながるとしています。
Space Forgeの共同創業者兼CEOであるジョシュア・ウェスタン氏は、「プリドゥウェンの技術は、材料を安全に地球に帰還させるうえで不可欠であり、ひいては宇宙空間における製造の未来を切り開くもの」とコメント。
同社では昨年末に実証衛星「フォージスター1(ForgeStar-1)」で、半導体材料の製造工程で使用される技術の一つであるプラズマ生成に成功しており(参考記事)、こうした技術を用いて、安全かつ継続的に軌道上で製造された材料を回収できる帰還能力の実証に取り組むとしています。
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