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STAR SPHEREプロジェクト第1期クルー募集―ソニーが人工衛星プロジェクトを拡大中!

Credit :ソニーグループ株式会社

ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)は、人工衛星に搭載されたカメラを自分の手で操作して撮影できる「STAR SPHERE(スタースフィア)」プロジェクトを推し進めています。そして現在、このプロジェクトを一緒に進める仲間を集めるべく、クラウドファンディングを2022823日(火)まで実施しています。
今回のインタビューでは、同社の宇宙エンタテインメント推進室で事業企画リーダーを務める見座田圭浩(みざた よしひろ)氏に、プロジェクトに込める想いや目指す世界観についてお話を伺いました。

 

STAR SPHERE プロジェクト第1期クルー募集詳細:https://readyfor.jp/projects/starsphere

 

(前回の記事はこちら:https://spacemedia.jp/entertainment/1343

STAR SPHEREプロジェクトとは

本日はよろしくお願いします。改めてSTAR SPHEREプロジェクトの概要についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

見座田氏 今回のプロジェクトでは、人工衛星の開発から打上げだけでなく、誰でも宇宙から見える地球を自分の手で撮影できるようにする、というのを目標にしています。どういうものかというと、利用する方たちが、地球を周回する人工衛星にまるで乗っているかのように、地球を撮影する場所やタイミングの他に、カメラの感度、絞り、シャッタースピードなどのパラメーターもすべて自分で決められるようになります。

また、このプロジェクトのコンセプトは「宇宙をすべての人たちにとって身近なものにし、みんなで『宇宙の視点』を発見していくプロジェクト」になります。「宇宙の視点」というのは、宇宙を通した物事の捉え方や考え方、さらに価値観といったもので、私たちが特に大事にしている部分になります。

 

宇宙が一気に身近に感じられますね!

見座田氏 STAR SPHEREプロジェクトでは、一人一人が宇宙と繋がれる場所になって、その視点で物事を考え、地球のみんなにとって自分事として発展していく、そういうことを実現していきたいと思っています。

 

Credit :ソニーグループ株式会社

現在、第1期クルー募集を行っていますが、狙いはどのようなものになりますでしょうか?

見座田氏 キャッチフレーズは「宇宙から宇宙を、地球を、自分で撮る。」です。
多くの仲間と一緒にプロジェクトを進めていきたいと思い、クラウドファンディングで第1期クルーを募っています。人工衛星の打上げは2022年の10月から12月を予定しており、2023年には宇宙撮影体験サービスを開始する予定です。こちらのサービスをリターンの一部として、クラウドファンディングを実施しています。

今までも色々な業界の方たちに相談をしながらプロジェクトを進めてきました。その活動を通して、個々に持っている宇宙への視点宇宙への魅力が、それぞれ違うということが分かりました。そのため、人工衛星と撮影のシステムを提供することで、より多くの人に使ってもらい、どんどん新しい発想を膨らましていけるのではないか、と考えています。

地上にいながら宇宙と繋がるSTAR SPHEREが生む価値

クラウドファンディングのリターンにある「宇宙撮影体験」とは、具体的にどのような体験ができるのでしょうか?

見座田氏 現在、「宇宙撮影体験ツアー」(仮称)と「プレミアム宇宙撮影体験」(仮称)という2つのプランを設定しています。
宇宙撮影体験ツアーは、予め決められた人工衛星の軌道やカメラワークをツアー仕立てで複数名が体験できるものです。1人あたりのシャッターチャンスは10秒間を予定しています。自分だけの10秒間で、オリジナルの写真を1枚、好きなタイミングで撮影することができます。一人1.5万円から参加することができます。

プレミアム宇宙撮影体験では、1人あたり10分間、人工衛星を独占することができます。人工衛星の軌道から角度まで、すべて自由に操作することができるサービスです。また静止画だけではなく動画撮影も可能ですし、もちろんカメラのパラメーターも自由に設定ができます。一人50万円から体験できます。

 

時間制限がある中で、一般の人でもうまく撮影はできるのでしょうか?

見座田氏 誰でも簡単にできるようにしたいと思い、取り組んでいます。地上と宇宙ではカメラの設定に異なる部分があるので、宇宙の専門知識をご存じない方でも、簡単に撮影やパラメーターの設定できるような、わかりやすいUIを開発していきたいです。

 

撮影シミュレーター
Credit :ソニーグループ株式会社

 

今回のクラウドファンディングに対する反響はいかがでしょうか?

見座田氏 現在、クラウドファンディングに応募してくださった皆さんから、本当に様々なご意見をいただいていまして、すでに多くの発見がありました。特に印象に残っているのは「足が不自由な母が、家族と一緒に地球を眺めることで、外に出たいと思えるようになると思います」という声と、「星空を見ることが好きな妻にプレゼントしようと思います。今回は星空側から地球の観測ですが ()」という声です。宇宙をつなぐことで、家族の誰かの勇気になり、笑顔につながるのだという発見がありました。開発チームにとってもすごく嬉しい反応でしたし、これからもっと色々な人に関わってもらうことで活用の幅を広げていき、皆さんと一緒に宇宙で生み出せる新しい価値を見出したいと思っています。

これから先、宇宙が当たり前の時代になると言われていますが、その時代を作るのは今生きている私たちの世代です。そしてその動きに参画できるのがこのSTAR SPHEREプロジェクトです。興味がある方は是非応募して、宇宙の時代を創っていく一員になりましょう!

 

STAR SPHEREプロジェクトのオンライントークイベントを定期的に開催しています。
1弾は202277日に開催され、ソニー初の人工衛星開発エンジニアたちによる開発裏話や、ソニーが挑む宇宙への挑戦についてフォーカスした内容でした。
第2弾は、20228月に開催を予定されています。是非ご参加ください。

 

1回目のアーカイブはこちら:https://youtu.be/uFqGajHUkGI

 

見座田圭浩 Yoshihiro Mizata
ソニーグループ株式会社
宇宙エンタテインメント推進室
事業企画リーダー

 

STAR SPHERE公式サイト:https://www.sony.com/ja/SonyInfo/starsphere/

 

SPACEMedia編集部