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11/11開催のサガン鳥栖ホームゲームで宇宙視点のスタジアム・フードが登場

Credit: 株式会社エムエスディ プレスリリース

2023年11月10日、株式会社エムエスディ(東京都港区、代表取締役 北島大器)は、11月11日(土)にサガン鳥栖のホームスタジアムである駅前不動産スタジアムにて、スペース・スタジアム・フード第一弾「もちつつみ」の出店・販売を行うと発表した。

同社は、2018年よりJAXAの新規事業開発拠点としてパートナーシップを結ぶ様々な業種と連携しながら「宇宙と地上の垣根をぶっ壊し」ユニバースベースの視点で、宇宙空間での居住課題・災害時のQOLの問題といった新規事業開発を行っている。

今回の宇宙視点によるスタジアム・フード提供の取り組みは、スタジアムという空間が調理設備などのインフラ不足や、座って食べる場所が少ない、ゴミを極力少なくする必要がある、ワンパターンな食事になりがち、という制約の多い環境が、宇宙と近い状況であると捉えたもの。

なお、現状、日本においてはJAXAが認証する「宇宙日本食」は52品。

こうした状況に対し同社では、食のバリエーションを増やすためには、単品のメニューを開発し続けるのではなく、おにぎりやお茶漬けに代表されるような豊富な食材をアレンジできる「フード・プラットフォーム」の開発が必要だと提唱。

今回提供されるスタジアム・フード「もちつつみ」は、吟醸ぬかと言われる日本酒用の酒米の精米後、従来は廃棄されていた米粉を主体に、アルファ化米粉とべータ化米粉をブレンド。もちもちとした食感の生地で、さまざまな食材を包むことができ、「フード・プラットフォーム」としての条件を備えているという。

エムエスディでは過去にも、大分トリニータのスタジアムで、中に詰める食材に豊富な選択肢を用意できる腸詰めを活用した「大分宇宙腸詰プロジェクト」を出店するなど、フードプラットフォーム開発という観点での取り組みを行っている。

2023年10月29日の大分トリニータホームスタジアムで出店したギャラクシーホットドック
Credit: 株式会社エムエスディ プレスリリース

宇宙と地上の両方で展開できる食のアイデアとして注目したい。

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