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ISS「きぼう」日本実験棟のプロマネを務めた竹内芳樹氏、スペースデータのアドバイザーに就任

Credit: 株式会社スペースデータ プレスリリース

2024年7月1日、宇宙開発に関わる投資と研究を進める株式会社スペースデータ(東京都渋谷区、代表取締役社長 佐藤航陽)は、新たな宇宙機の開発加速のため、三菱重工業株式会社にて国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟のプロジェクトマネージャーを務めた経験を有する竹内芳樹氏がアドバイザーに就任したと発表した。

スペースデータは、あらゆる産業の宇宙展開が進むことによる産業変革「SX(スペース・トランスフォーメーション)」の推進をミッションとして掲げている。

この実現のために、同社ではさまざまな事業者の宇宙事業参入を可能とするオープンなプラットフォームの構想を進めており、宇宙技術とデジタル技術を融合した新たな宇宙機の全体設計・開発に取り組んでいるという。

竹内氏は1984年に三菱重工業に入社。国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の開発当初からプロジェクトに参画し、概念設計、システム要求設定、システム設計等を経験し、管制システムおよび搭載ソフトウェア開発をとりまとめた後、プロジェクトマネジャー(プロマネ)に就任した。
また、宇宙ステーション補給機「こうのとり」与圧キャリアのプロマネとしても開発を率いた、日本の宇宙開発のレジェンド的存在である(関連記事)。

スペースデータでは、宇宙システム設計において豊富な知見をもつ竹内氏のアドバイザー就任を契機に、構想実現に向けて技術開発のさらなる加速を図っていくとしている。

スペースデータが構想する「新たな宇宙機」とはどのようなものなのか、今後、その全容が明らかになることを待ちたい。

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