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世界35カ国・地域から1,000名あまりが参加予定 今年はグローバル×ダイバーシティがテーマ
一般社団法人SPACETIDEが主催する宇宙ビジネスカンファレンス「SPACETIDE 2024」が、2024年7月8日(月)〜7月10日(水)の3日間、虎ノ門ヒルズフォーラムを会場に行われる。
https://spacetide.jp/conference/tide2024/
2015年に第1回が開催された同カンファレンスは今年で9回目(昨年のレポート)。今回はグローバル×ダイバーシティをテーマに、「APACから世界へ:多様なコミュニティが紡ぐ宇宙ビジネス」を掲げて、多彩なセッションが企画されている。
今回キーワードとなっている「グローバル×ダイバーシティ」は、国や産業として宇宙ビジネスがさまざまな国や地域で広がり、かつ、多様な産業領域にかかわるようになっているという状況を表したもの。
開催に先立ってSPACETIDEがメディア向けに実施した説明会では、SPACETIDE共同設立者 兼 代表理事 兼 CEOの石田真康氏が今回の開催に込めた思いを語るとともに、現時点で登録者数が1,000名ほどと、過去最大規模になったことを報告。登録者は35カ国・地域から集まっており、4割ほどが海外からの参加者で、宇宙業界以外の参加もあるとした。
説明会の中では、円安が収まらない昨今、これだけ多くの国や地域からの宇宙ビジネス関係者が集う場はあまりなく、出張に行くよりリーズナブルなのではという発言も。会場にはワーキング&商談得エリアも設けられるため、情報収集だけでなく、具体的なアクションにつなげられる機会もありそうだ。
先端領域の話題を扱うTRACK Aとリージョナルな話題を扱うTRACK Bの2会場同時進行で開催
今年のカンファレンスでは、初めてTRACK AとTRACK Bという2会場を設け、同時進行でセッションが行われる。
SPACETIDE共同設立者 兼 理事 兼 COOの佐藤将史氏は、TRACK Aでは最先端領域を、TRACK Bではリージョナルの話題を扱うと説明。特に最近の宇宙ビジネスでは、グローバルコミュニティとリージョナルコミュニティの接続がホットな領域であり、宇宙ビジネスは実証(R&D)から本格事業化(技術、人材など課題も)のフェーズに進みつつあるとの見解を示した。
そのうえで、特におすすめなのは、能登半島地震における衛星ネットワークの貢献や国内宇宙スタートアップ経営者によるセッション、マーケティングや地域産業と宇宙ビジネスといった話題を取り上げるDay2(7/9)のTRACK B「日本の宇宙ビジネス」だと紹介した。
プログラムの詳細がわかるPDFはこちらからダウンロードできる。
日本国内からグローバルまで、最新の宇宙ビジネスの動向をつかむためにおすすめのイベントといえるだろう。
開催概要
開催日時:
2023年7月8日(月) 13:00〜19:00
2023年7月9日(火)・10日(水) 9:00〜19:00
会場:
虎ノ門ヒルズフォーラム 4F・5F(105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目23−3)
参加費:申し込み区分により料金が異なるため、詳細は下記参照。
参加申し込み:https://spacetide2024.peatix.com/