4/28宇宙ニュース・Space Compass、エアバスと光通信・地球観測ソリューションで協力検討 ほか3件

4/28宇宙ニュース・Space Compass、エアバスと光通信・地球観測ソリューションで協力検討 ほか3件

Space Compass、防衛・宇宙大手のエアバスと光通信・地球観測ソリューションでの協力に向け覚書締結

2026年4月28日、日本電信電話株式会社(NTT)とスカパーJSAT株式会社の合弁会社である株式会社Space Compass(東京都千代田区、代表取締役Co-CEO:堀茂弘・小松大実)は、Airbus Defence and Space(フランス・トゥールーズ、CEO:Michael Schoellhorn、以下エアバス)と、光通信およびリモートセンシング分野に関する協力に向けた覚書を締結したと発表しました。

両社は覚書に基づき、高速・大容量・準リアルタイムの通信が可能な光データリレー技術が、地球観測分野での需要急増にどう貢献できるかについて検討を進めるということです。

検討の中では、Space Compassが構想する光データリレーサービスと、エアバスが長年培ってきた地球観測データの運用ノウハウを組み合わせることによる、地球観測データ利活用における付加価値の創出可能性を検証し、地球観測データをより迅速に届けることを目指すとしています。

さらに両社は、光通信および光データリレーサービスの活用による航空機向けコネクティビティを含む新たな分野への応用可能性についても検討を進めるとのこと。

なお、Space Compassは今年3月に、光データリレーネットワークの構築に向けてスイスの企業と衛星の調達契約を結んでいます(参考記事)。

仏UNIVITYが約50億円を調達 通信事業者向け「宇宙通信インフラ」構築

UNIVITYが開発を進める次世代VLEO衛星「uniBird」
Credit: UNIVITY プレスリリース

2026年4月23日、通信衛星コンステレーションを開発するフランスの企業ユニヴィティ(フランス・パリ、CEO:Charles Delfieux、以下UNIVITY)は、フランス政府が支援するファンドプログラムなどから、2,700万ユーロ(約50億5,000万円)を調達したと発表しました(UNIVITYによる発表)。

調達した資金を元に、同社が進めているVLEO(地球超低軌道)接続サービスの性能実証の完了、サービス開発と商用化に向けた準備、組織整備などを進めていくとしています。

同社は、近年増加している通信衛星コンステレーションのほとんどが垂直統合型、かつB2C志向であると指摘。対する同社は、現在の地上ネットワークと同様に、事業者がそれぞれのビジネスに活用できる共有・中立的な宇宙インフラを開発することで、バリューチェーンにおける通信事業者の中心的役割を維持できるようにすると掲げています。

独ATMOS、ペイロード帰還サービス商業化に向け約48億円を調達 新型機開発も発表

Credit: ATMOS ウェブサイト

2026年4月22日、ペイロードの輸送・帰還などに用いる再使用型カプセル「PHOENIX」を開発するATMOS Space Cargo(ドイツ・リヒテナウ、共同創業者兼CEO:Sebastian Klaus、以下ATMOS)は、シリーズAとして2,570万ユーロ(約48億円)を調達したと発表しました(ATMOSによる発表)。

これは、欧州が独自に軌道上からの物資回収を行う能力の確立を目指すもので、宇宙分野での戦略的自律性の確保にもつながる取り組みです。

今回調達された資金は、「PHOENIX 2」3機体制の運用に向けた開発・製造と、ペイロード容量を大幅に増加させた次世代機「PHOENIX 3」の開発支援、そして欧州の政府機関・防衛関連顧客向けの事業部門「ATMOS WORKS」立ち上げに活用されるということです。

同社では、昨年4月に「PHOENIX 1」の実証を実施。現在、3機の「PHOENIX 2」の製造が進んでおり、開発フェーズは実証から通常運用段階に移行しつつあり、今後段階的にミッションを実施して商業サービスを提供するとしています。

また、新たに開発が開始される次世代機「PHOENIX 3」は、「PHOENIX 2」の約10倍となる1トンのペイロード容量をもつとのこと。「PHOENIX 3」プログラムの詳細は、今後数週間以内に発表される予定だということです。

NASA、ISS長期滞在「Crew 13」のアサインを発表 打上げは9月中旬

左から、NASA宇宙飛行士のジェシカ・ワトキンス(Jessica Watkins)氏とルーク・デラニー(Luke Delaney)氏、カナダ宇宙庁(CSA)宇宙飛行士のジョシュア・クトゥリク(Joshua Kutryk)氏、ロシアの宇宙機関ロスコスモス宇宙飛行士のセルゲイ・テラリャニコフ(Sergey Teteryatnikov)氏
Credit: NASA

2026年4月23日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーが今年9月中旬以降に打ち上げられる予定であることを明らかにしました(NASAによる発表)。

イーロン・マスク氏率いるSpaceXによる、ISSのクルー交代ミッションとして13回目となる「Crew-13」ですが、NASAは、米国人クルーの交代ミッションの頻度を高めるために11月に予定されていた打上げを前倒ししたとしています。

搭乗メンバーは、NASA宇宙飛行士のジェシカ・ワトキンス(Jessica Watkins)氏とルーク・デラニー(Luke Delaney)氏、カナダ宇宙庁(CSA)宇宙飛行士のジョシュア・クトゥリク(Joshua Kutryk)氏、ロシアの宇宙機関・ロスコスモス宇宙飛行士のセルゲイ・テテリャトニコフ氏(Sergey Teteryatnikov)の4名。

ワトキンス氏は2回目の宇宙滞在、ほかの3名は初飛行です。なお、ワトキンス氏はSpaceXの宇宙船「ドラゴン」に2回搭乗する初のNASA宇宙飛行士になるということです。

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