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米Voyagerと独ATMOSが提携 軌道上での微小重力ミッションを一括提供
2026年2月16日、Voyager Technologies(米コロラド州、会長兼CEO:Dylan Taylor、以下Voyager)は、ペイロードの輸送・帰還などに用いる再使用型カプセル「PHOENIX」を開発するATMOS Space Cargo(ドイツ・リヒテナウ、共同創業者兼CEO:Sebastian Klaus、以下ATMOS)と戦略的提携に関する覚書を締結したと発表しました(Voyagerによる発表)。
覚書に基づき、Voyagerの欧州子会社であるVoyager EuropeはATMOSの統合・実装パートナーとして活動する一方、ATMOSは制御された精密帰還能力を備えた自由飛行型の宇宙機「PHOENIX」を提供。打上げから軌道上での運用、地球への帰還に至るまでの微小重力ミッションを実現するとのことです。
Voyagerは、今回の提携を通じ、顧客に対する宇宙への柔軟なアクセス提供を強化するとしています。また、ATMOSの「PHOENIX」は、国際宇宙ステーション(ISS)や次世代商業宇宙ステーション「Starlab」などでの同社のミッション管理機能を補完する位置づけになるとしています。
また、両社は双方のネットワークを通じ、顧客とミッション機会を相互に紹介するということです。
再使用型ロケット開発のStoke、シリーズD資金調達を8億6,000万ドルに拡大

2026年2月10日、再使用型中型ロケットを開発するStoke Space Technologies(アメリカ・ワシントン州、創業者兼CEO:Andy Lapsa、以下Stoke)は、シリーズD資金調達の拡大を発表し、同ラウンドでの調達総額が8億6,000万ドル(約1,316億円)に達したと発表しました(Stokeによる発表)。
同社は昨年10月にシリーズDラウンドとして5億1,000万ドル(約780億円)を調達したと発表しており、その資金を発射施設の整備と、同社が開発する再使用型ロケット「Nova」の製造能力拡大に充てていました。
Stokeでは、追加で調達した資金を今後の開発計画の加速に活用するとしています。
なお、今回の調達額拡大により、累計の資金調達額は13億4,000万ドル(約2,050億円)に達したということです。
Synspective、ドイツ・ミュンヘンに拠点設立 欧州、中東、アフリカへアプローチ

2026年2月13日、株式会社Synspective(東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、ドイツのミュンヘンに同社が100%出資する欧州子会社「Synspective Europe GmbH」を、2026年上半期にも設立すると発表しました。
同社はシンガポール、アメリカに2カ所の拠点があり、ドイツの拠点は4カ所目。ドイツへの拠点設置は、欧州、中東、アフリカ(EMEA)地域の顧客へのサービス提供の迅速化に加え、宇宙技術への投資が活発な同地域で欧州独自のプログラムや資金調達への直接的なアクセスを目指すためだということです。
「Crew-12」の4人がISSに到着 軌道上の滞在人数は7人に

Credit: NASA+
アメリカ東部時間の2026年2月14日午後5時14分(日本時間 15日午前7時14分)、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、13日に打ち上げられた「Crew-12」のクルー4名が国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました(NASAによる発表)。
NASA宇宙飛行士のジェシカ・メイヤー(Jessica Meir)氏とジャック・ハサウェイ(Jack Hathaway)氏、欧州宇宙機関(ESA)宇宙飛行士のソフィー・アデノ(Sophie Adenot)氏、ロシアの宇宙機関Roscosmos宇宙飛行士のアンドレイ・フェジャエフ(Andrey Fedyaev)氏の4名は、ISS滞在中のNASA宇宙飛行士クリス・ウィリアム(Chris Williams)氏、ロスコスモス(Roscosmos)宇宙飛行士のセルゲイ・クド-スヴェルチコフ(Sergey Kud-Sverchkov)氏、セルゲイ・ミカエフ(Sergey Mikayev)氏に出迎えられました。
Crew-11の帰還が早められたため(参考記事)、ISSには3名のみが滞在していましたが、Crew-12が到着したことで、軌道上の滞在人数は7人になりました。
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