Credit : 株式会社トライフ
たくさんのロケットや衛星が宇宙へ飛び立つ今、私たちにとって宇宙は遠い存在ではなくなってきました。そんな宇宙での生活が現実味を帯びてくる中で、もしも私たちが宇宙に行くことになった場合には、注意すべきことがたくさんありそうですよね。特に“健康面”は、未知の世界での生活を充実させるためには充分気を付ける必要があるでしょう。
株式会社トライフは2022年7月7日(木)より、宇宙でも使える宇宙歯磨き「オーラルピース」の発売を開始します。
歯の健康維持は、地上での生活でも大切にすべきもの。宇宙で虫歯になってしまえば、最悪は地上に帰還する必要が出てくるかもしれません。地上でも宇宙でも同じアイテムを活用し続けることで、健康的な宇宙ライフを目指していきましょう。
目次
地上と宇宙で両用!「宇宙歯磨き」
Credit : 株式会社トライフ
宇宙飛行士のみならず、最近では民間人であっても宇宙への旅立ちに挑戦できるようになりました。いつかやってくる宇宙での生活について、早くからワクワクするようなプランを考え始める人は増えているのではないでしょうか。そのような将来の宇宙ライフを計画通りに進めるためには、“健康”については留意しておくべきですよね。健康維持のため、特に歯の健康には気を付けたいところ。虫歯になってしまえば、宇宙で痛みに耐えたり、充分な睡眠を取れない人も出てくるかもしれません。
宇宙歯磨き「オーラルピース」は、宇宙でも使用可能な宇宙仕様のアイテムです。地上とは異なる、厳しい環境下でも歯の健康を守ることのできる特徴を持っているのだとか。地上でも使用可能であるため、地上と宇宙のどちらでも毎日の歯磨きルーティングを保つことができそうですよね。
宇宙で歯磨き、課題は?
普段の生活で何気なく行っている歯磨き。そのため、「地上と宇宙で、歯磨きの仕方に違いはあるの?」「宇宙での歯磨きに難しさはあるのか」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。歯磨きのように、地上では当たり前にできることが、宇宙では難しい行為となることがありそうです。
限られた水分量
たとえば宇宙飛行士であれば、滞在先のISSには限られた物量しか宇宙に持ち込むことができません。そのため、人間に必要不可欠な水分も充分な保有ができないのです。歯磨きをする際にはうがいに水を使いますよね。しかし、宇宙ではうがいに使う水ですら、使用できる量には制限があるのです。
厳しい乾燥下
宇宙では、非常に乾燥した環境下での生活になるとされています。しかし、歯磨きの際のうがいの水さえも使用できないのであれば、口の中は乾燥してしまいますよね。この乾燥が原因となり、口内でばい菌が拡がる可能性があるようです。
JAXA正式認定!宇宙飛行士も使うアイテムへ
Credit : 株式会社トライフ
宇宙での歯磨きに特殊な課題が存在する中、これらの課題を解決する役割を果たすのが「オーラルピース」です。地上での生活と変わらずに愛用できる宇宙歯磨き。宇宙仕様の特性や高い安全性から、開発から約10年が経った2021年11月に、JAXA正式認定の宇宙歯磨きになったのだそうです。
余分な水は必要なし!飲んでも安心の歯磨きへ
宇宙での生活では、水分は限られた量しか使用できません。そのため、歯磨き後にそのまま飲み込むというケースも考えられるといいます。しかし、通常の歯磨きを飲み込んだ場合、健康を害する場合も。
「オーラルピース」では、飲み込んでも安全とされる、“おから”由来の乳酸菌ペプチド特許製剤「ネオナイシン-e®」を配合しています。これにより、飲み込んだ際の安全性を強化し、さらに歯石予防への効果も期待されています。
「天然レモン精油」を追加
歯周病にも繋がる恐れのある歯石。その原因である歯垢への予防も行っておきたいですよね。同アイテムでは「天然レモン精油」を加えています。唾液の分泌を促すとされており、歯垢を洗い流す効果が期待できるでしょう。
宇宙仕様の耐光・バイオマス容器採用
容器・パッケージにも特徴があります。現代では持続可能な社会を目指し、地球規模で環境への配慮が大切となっていますよね。「オーラルピース」の容器は宇宙環境に対応した耐光性を持つだけでなく、持続可能な植物成分から作られています。バイオマス容器を採用した「オーラルピース」を活用していくことは、地球を守ることにも繋がるのです。
宇宙での生活の大切なパートナーとして
民間人の宇宙への進出がより一層現実味を増してきた現代。これからの宇宙での生活を期待し、楽しみに待つ人も多いでしょう。しかし、宇宙で充実した生活を送るためには、健康であることが欠かせないですよね。ぜひ宇宙にいても、「オーラルピース」で大切な歯の健康を維持し、素敵な宇宙ライフを送ってみてはいかがでしょうか。
綱嶋 直也