• HOME
  • ニュース
  • 夏の風物詩!ペルセウス座流星群など夜空を彩る星空特集 - SPACE Media

夏の風物詩!ペルセウス座流星群など夜空を彩る星空特集

Credit: National Geographic

8月に入り、夏の暑さが本格化してきましたよね。夏休みを使って、避暑地や空気の澄んだ地域に旅行する人も多いのではないでしょうか。観光を楽しんだり、キャンプで自然を満喫したり…。そして、1日の終わりには、夜空に光輝く星空鑑賞!季節ならではの星空に、夏の想いを馳せてみたいですよね。本記事では、夏に見える星空を特集して紹介します。限られた日にしか見えない星もありますので、貴重な夏の思い出つくりとして、必ずチェックしておきましょう。

星座や流星群、夏に見える星空たち

ふだん学校やお仕事に行っていると、空を見上げる機会は中々ないのではないでしょうか。しかし、夏の夜空をゆっくり観察すると、星たちが心に残るような彩りを見せています。中には、この時期だけにしか観察できない星空も。夏休みのゆっくりできる今の期間、夏の星空を見ないのはすごくもったいないですよね。ここでは、夏の空にはどのような星空が見えるのか、紹介していきます。星座や流星群など、澄んだ夜空からぜひ探してみてくださいね。

ペルセウス座流星群

Credit: Sputnik

テレビやSNSを通して、綺麗な流れ星の様子を見たことがある人は多いかもしれません。しかし、実際に自分の目で流れ星をみたことのある人、実は少ないのではないでしょうか。「いつか自分の目で見てみたいなぁ」「一瞬の星空を、写真におさめてみたい」など、流れる星への想いは募る一方ですよね。

そんな想いを叶えるためには、流星群の出現が大きなチャンスとなります。そして、今年は「ペルセウス座流星群」の出現が、2022年8月12日(金)夜~13日(土)明け方にピークになることが分かりました。ちなみに「極大」となる時間帯は2022年8月13日(土)午前10時頃とされています。日本は日中なので裸眼で見ることはできないですが、極大に向けて多くの流星を見ることができるとされる8月13日(土)の明け方頃のタイミングを見計らい、観測にぜひチャレンジしてみましょう。

 

ペルセウス座流星群、何がすごいの?

しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並び「三大流星群」の一つとされる「ペルセウス座流星群」。スイフト・タットル彗星を母天体としており、流星の数が特に多いことでも知られています。場所や条件次第では、1時間あたり80個もの流星を観察できる年もあるのだとか。「1年に1回見れたらラッキー」と思えるほどの流れ星が、1日でたくさん観察できるかもしれないこの機会。家族や恋人と、夏の夜空に流れるたくさんの星に願いを込めてみてはいかがでしょうか。

 

12日夜~13日明け方が見頃。前後の日にもチャンスが

ペルセウス座流星群は、遅い時間ほど観察しやすくなると言われています。そのため、未明から明け方の時刻が観察に適した時刻となるでしょう。12日(金)は満月のため通常の星空は見えにくい日となりますが、ペルセウス座流星群はそれ自体がひときわ明るいことも特徴の1つ。そのため、場所によっては今年は1時間で30個ほどの流星を観察できる可能性があります。

 

また、前日の11日(木)~12日(金)から始まり、次の13日(土)~14日(日)でも、普段より流星を観察できる可能性は大きくなっています。ピークを逃した人でも、諦めずに観察のチャンスを伺ってみましょう。

夏の大三角形

Credit: 県立ぐんま天文台

夏の夜空の代表的な風物詩の1つ「夏の大三角形」。耳にしたことのある人は多いのではないでしょうか。「夏の大三角形」が見える時期になると、「あぁ、夏が来たんだな」と感じる人もいるかもしれませんね。3つの一等星からなる輝く夏の星座を、大きな夜空にゆっくり観察してみましょう。

 

デネブ(はくちょう座)

Credit: 88星座図鑑

「夏の大三角形」を形成する星の1つが、はくちょう座のデネブ。デネブははくちょうの尾の部分に位置し、光輝く一等星です。地球から約1400光年離れているにも関わらず、その輝きを見ることのできるデネブに、ロマンを感じずにはいられないですよね。

はくちょう座のくちばし部分に位置する三等星アルビレオも、金色の星と青い星の並ぶ、全天で最も美しい二重星とされています。その美しさを、ぜひ自身の目で探してみてください。

 

アルタイル(わし座)

Credit: 88星座図鑑

7月7日といえば、「七夕」ですよね。「七夕」といえば、1年に1回、天の川を渡って織姫と彦星が出会う、愛の物語。そんな切なく甘い物語に登場する彦星こそが、一等星のアルタイルです。わし座の中に位置し、地球からの距離は約16.7光年とされています。

 

ベガ(こと座)

Credit: 88星座図鑑

「七夕」の物語、もう1人の主人公である織姫が、一等星のベガとなります。こと座を形成する星の1つであり、地球からの距離は約25光年。美しい青白い輝きを放っています。

また、こと座にはリング状に見えることで知られる惑星状星雲「M57」も存在。望遠鏡があれば、リング状の姿を楽しむことができるかもしれません。

ISS(国際宇宙ステーション)

Credit: JAXA/NASA

宇宙に浮かぶのは、星だけではありません。宇宙でのあらゆる観測や実験を行うISSも、宇宙空間に存在しています。実は、このISSも夏の時期になると肉眼で見えやすくなるって、知っていましたか?地上から400km、低軌道上にあるISSが観察できるなんて、驚きですよね。

 

太陽の光が、ISSを輝かせる

ISSは、それ自体では光を発することはありません。太陽の光がISSに照射し反射することで、ISSが星のように輝いて映し出されるのです。

夏になると、ISSに太陽があたる時間は長くなります。そして、これは太陽の光をより長い時間反射することを意味します。そのため、夏の時期には日の出前や日の入り前でも、暗い場所であればISSが見える可能性が高くなるのです。

ISSでは、現在も宇宙飛行士たちが宇宙への可能性を拡げるため、活動しています。そんな夢を運ぶISSを肉眼で確認できるチャンス、逃したくないですよね。

夏の夜空に、想いを馳せてみよう

夏の季節は、ワクワクした気持ちやどこか寂しくなるような気持ちなど、青春のような想いを感じやすくなりますよね。たくさんの想いのつまる暑いこの季節だからこそ、夏の夜空がより素敵に映るかもしれません。その時にしか作れない思い出を、夏の星空に紡いでみてはいかがでしょうか。

 

綱嶋 直也