宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社と、日本橋エリアを舞台に、社会課題解決に資する宇宙関連産業の活性化に取り組む三井不動産株式会社は2023年5月18日、慶應義塾大学大学院システム・マネジメント研究科によるシステムデザイン・マネジメント学をハンズオン形式で学ぶ「システムデザイン・マネジメント実習」の講義を産学連携によって協力すると発表しました。
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三井不動産が宇宙関連産業を活性化させるオープンプラットフォーム 一般社団法人「クロスユー」設立(23年2月)
宇宙産業のコミュニティ活性化に向け協働拡大
Space BDは、三井不動産が手掛ける宇宙産業共創拠点「X-NIHONBASHI TOWER」が所在する日本橋三井タワーに拠点を構えています。
同社は、2022年から三井不動産と宇宙産業エコシステム構築に向けた協定を締結し、共創アイデアの検討および実現に向けて取り組みを進めています。
日本橋で2023年4月から始動した宇宙産業を活性化させるオープンプラットフォーム「クロスユー」では、Space BD代表の永崎氏がサポーターに就任。
同社が日本橋に拠点を持つ強みとこれまでのビジネスで培ってきた業界を超えるネットワークを活かし、宇宙産業のコミュニティ活性化に向けてさらなる協働を進める予定となっています。
一般社団法人クロスユー :https://www.crossu.org/
慶應大との連携で宇宙拠点・日本橋の価値向上を目指す
今回の取り組みでは、Space BDが「クロスユー」のサポーターでもある、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の神武直彦氏が責任教員として担当する講義「システムデザイン・マネジメント実習」において、宇宙拠点としての日本橋の価値向上実現というテーマに関連して三井不動産とともに協力していくということです。
Space BDは、宇宙ビジネスのベンチャー企業として、主軸事業である衛星打上げサービスや国際宇宙ステーション(ISS)利活用サービスで得た知見をもとに、アントレプレナーシップ教育や宇宙飛行士に求められる能力を活かした宇宙×教育事業も展開しています。
今回は、講義に対して同社が展開する宇宙ビジネスの可能性や課題などを共有するとともに、実習機会に同社のオフィスも提供し、成果発表までのプロセスに伴走します。
Space BDは、国内有数の教育研究機関である慶應義塾大学との産学連携を皮切りに、宇宙×アントレプレナーシップ教育を中心に様々な事業を加速させ、今後は共同研究や共同事業などを視野に入れて協働していく予定としています。