宇宙のビジコン、今年も開催!
国内およびアジア・オセアニア地域のベンチャー、異業種の企業、個人等、事業化を目指す方を対象とする「宇宙」を活用したビジネスアイデアコンテスト、「S-Booster」の2024年の募集が5月10日、開始された。
「S-Booster」は、内閣府の主催で2017年から開催されており、今年で7回目。企業や大学等への所属の有無は問わず、個人、またはグループで応募が可能。職業の制限もなく、学生、主婦・主夫も応募できるが、必ず「自分で事業化を目指す」ことが条件となっている。
昨年開催された「S-Booster 2023」では、ファイナリストが14件まで絞られ、その中から、小惑星資源探査とプラネタリーディフェンスのためのインフラビジネスのアイデアを提案した「Astromine(アストロマイン)」が最優秀賞を受賞した(参考記事)。
S-Boosterでは、賞金1,000万円が授与される最優秀賞のほか、審査員特別賞とアジア・オセアニア賞(各1件、賞金各100万円)、スポンサー賞(7件、賞金各50万円)、JAXA賞(副賞・JAXAによる支援)、NEDO賞(副賞・NEDOによる支援)の6つの賞が設定されている。
なお、スポンサーとなっている7社からは、下記のような起業提示テーマが出されている。
ANAホールディングス株式会社
新しく生まれ変わる旅、「宇宙の旅」の価値を提供する、チャレンジングなビジネスアイデア
スカパーJSAT株式会社
地上から宇宙へ広がる空間で、未知から価値を生み出し、実現できるようなアイディア
ソニーグループ株式会社
GNSS(みちびき)、オープンプラットフォームデバイスや予測分析ツールなどを活用して社会課題の解決を実現し、世界中の人々・国々にまで広く拡散する様なビジネステーマ
大正製薬株式会社
「健康と美を願う生活者」をターゲットに掲げる大正製薬とともに、世界の健やかな明日へ貢献することを目指して一緒に挑戦していただけるアイデア
株式会社本田技術研究所
人工衛星からの情報を用いた地上車両やロボットのための知能化技術に関するユニークなアイデア、宇宙から得た情報を活用したサービス提供のアイデア
三井物産株式会社
ISS日本モジュールの特徴である有人滞在拠点、微小重力環境、極限環境を活かした「あらゆる産業の課題解決」「地球人のイノベーション創出」に寄与するアイデア
横河電機株式会社
衛星インフラと地上産業をテクノロジーで融合し、地上産業をバージョンアップするようなビジネスアイデア
惑星資源探査から衛星データを活用した農業・漁業のDX、観光・エンタメへの活用など、毎年さまざまなアイデアが提案されるS-Booster。我こそはと思う方は、ぜひ下記の概要を参照して応募してみてはいかがだろうか。
「S-Booster2024」の概要
応募期間:
2024年5月10日(金)~2024年7月8日(月)17時(日本時間)
スケジュール:
一次選抜(書類審査)
二次選抜(面接)
メンタリング
最終選抜会(2025年1月16日、東京にて開催)
応募資格や応募区分、応募テーマなどの詳細は、下記特設サイトを確認のこと。
https://j-lppf.jp/s-booster/2024/