2024年5月13日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、月面探査に焦点を当てた「国際宇宙探査シンポジウム 2024」を6月12日に開催すると発表した。
今回のシンポジウムは「月で躍動する日本 ~オールジャパンで拓く シン宇宙探査時代~」をスローガンに開催。今年1月のSLIM月面着陸に始まり、3月には東京大学を中心としたチームが提案した観測機器の「アルテミスⅢ」での選定、そして4月には日本人宇宙飛行士2名の月面着陸機会の提供決定など、月面探査に関する話題が一気に増えた2024年らしいテーマだといえる(参考記事1、参考記事2)。
シンポジウムは、会場でのリアル開催とオンライン配信のハイブリッド開催。月面探査、宇宙開発に関心をもつ多くの人にとって、最前線の動向を知ることができる貴重な機会になりそうだ。
「国際宇宙探査シンポジウム 2024」開催概要
日程:2024年6月12日(水)10:30~16:00(予定)
会場:東京国際フォーラム ホールB7(100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号)
形式:ハイブリッド開催(リアル会場&アーカイブ配信)
HP:https://space-exploration-symposium-2024.jp/index.html
プログラム
10:30〜10:50 オープニング
開会挨拶
山川 宏(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事長)
基調講演
文部科学省
10:50〜11:20 第1部
アルテミス計画の全貌と日本の取組み(一部英語プログラム)
キャサリン・コーナー(Catherine Koerner)(アメリカ航空宇宙局(NASA)探査システム開発ミッション局(Exploration Systems Development Mission Directorate)局長)
アルテミス計画における日本の活動
松浦 真弓(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事)
モデレータ:北川 智子(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
11:20〜12:10 第2部
日本人が月へ ~有人与圧ローバーが月面での有人滞在を支える~
(登壇者、モデレータ調整中)
12:10〜13:30 昼休憩
13:30〜14:15 第3部
JAXAの宇宙探査ロードマップ ~探査を拓く、技術の継承~
坂井 真一郎(JAXA 宇宙科学研究所 SLIMプロジェクト プロジェクトマネージャ)
麻生 大(JAXA 有人宇宙技術部門 月極域探査機(LUPEX)プロジェクト プロジェクトマネージャ)
辻 紀仁(JAXA 有人宇宙技術部門 ゲートウェイ居住棟プロジェクト プロジェクトマネージャ)
川勝 康弘(JAXA 国際宇宙探査センター 火星衛星探査計画(MMX)プロジェクトマネージャ)
モデレータ:山中 浩二(JAXA 国際宇宙探査センター センター長)
14:15〜14:45 スペシャル セッション
「月への切符」を掴むまで ~アルテミスで月へ送る日本の技術~
宮本 英昭(東京大学大学院工学系研究科 教授)
橋本 樹明(JAXA 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 教授/「OMOTENASHI」開発担当者)
船瀬 龍(JAXA 宇宙科学研究所 学際科学研究系 教授/「EQUULEUS」開発担当者)
モデレータ(登壇者調整中)
14:45〜15:00 休憩
15:00〜15:45 第4部
月面で何を成し遂げるのか ~月面活動の広がり~(仮)
(登壇者、モデレータ調整中)
15:45〜16:00 クロージング
閉会挨拶
(登壇者調整中)