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JAPAN DAO、キャラクターNFTを宇宙空間へ 10月にSpaceX社ロケットで打上げ予定

「全ての人に、ブロックチェーンを」をビジョンに、アニメやマンガを活用した取組みを行うコミュニティ「JAPAN DAO」は、映画スタジオ「NOMA」が立ち上げた新宇宙事業「CINEMA SATELLITE」に協賛し、2024年10月にSpaceX社のFalcon9ロケットでキャラクターNFTを宇宙空間に送ると発表した。NFTデータを収納した専用microSDを人工衛星に搭載し、打ち上げるという。

すでに日本でもアート作品を宇宙に打上げ、地球へ帰還後にNFT化する取組みは行われているが(参考記事)、同コミュニティによれば、NFTを人工衛星に搭載して宇宙空間へ送り出す世界初の試みだという。

NFTは「Non-Fungible Token/非代替性トークン」の略で、唯一無二のデジタルデータを意味する。デジタルデータは簡単にコピー・改ざんできるため、これまで現物の絵画のような固有価値を持たせることが難しかった。しかし、NFTは「ブロックチェーン」という技術を使ってコピーや改ざんを困難にし、デジタルデータに唯一無二の固有価値を持たせることを可能とした。

NFTは宇宙アートの世界でも活用が期待されており、NFTアートの月面展示プロジェクトも実施されている(参考記事)。

今回JAPAN DAOが協賛した「CINEMA SATELLITE」事業では、NOMAがSpaceX社のロケットを使用し、同事業の協賛者やブランディング対象に関するデータを物理的に宇宙へ送り出す。NOMAの五大事業(宇宙、社交界、国際映画、MANGA、メディア)が連携し、未来のコンテンツ産業における先駆者としての地位を確立、宇宙ビジネスの新たな可能性を開拓することを目指すという。

Credit: NOMA

JAPAN DAOによれば、打上げ前にフリーミント(NFT無料配布)イベントを実施する予定。今後のJAPAN DAOのアナウンスとともに、CINEMA SATELLITE事業によって他にどのようなデータが宇宙へ送り出されるのかにも注目だ。

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