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1/10宇宙ニュース・ロケットエンジン等開発のミヨルニア・スペースワークス、3.1億円の資金調達を完了 ほか3件

ロケットエンジン等開発のミヨルニア・スペースワークス、3.1億円の資金調達を完了

Credit: 株式会社MJOLNIR SPACEWORKS ウェブサイト

2025年1月10日、ハイブリッドロケットエンジンや宇宙用コンポーネントの開発を行う株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(ミヨルニア・スペースワークス、北海道札幌市、代表取締役社長 Viscor Tor)は、2024年12月24日までにシリーズAラウンドとしてIncubate Fund、UntroD Captal Japan、三菱UFJキャピタルを引受人とする資金調達を実施し、総額約3.1億円の資金調達を完了したと発表した。

ミヨルニア・スペースワークスは2020年創業。ハイブリッドロケットエンジンや宇宙用コンポーネントの大量生産を目指すスタートアップで、同社が開発するハイブリッドロケットエンジンは、構造がシンプルで量産と低コスト化が可能、かつ安全なプラスチック燃料を使用するため爆発リスクの低いエンジンだという。

今回の調達で、創業以来のエクイティによる累計調達額は約4.5億円となった。調達した資金は、安全で安価なハイブリッドロケットエンジンシステムと宇宙用無溶接タンクの開発・販売の加速に充てられるという。

Blue Origin、大型ロケット「ニューグレン」の打上げ日程を1月12日に更新

フロリダ州にあるケープカナベラル宇宙軍基地の発射施設に設置されたニューグレン
Credit: Blue Origin ウェブサイト

2025年1月9日、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏率いるアメリカの宇宙ベンチャー・Blue Originは、1月10日に予定されていた同社の大型ロケット「ニューグレン(New Glenn)」の打ち上げを現地時間の1月12日午前1時(日本時間 12日午後3時)に変更すると発表した(Blue Originによる発表)。

変更の理由は、ロケットブースターが着陸する予定の海況が条件に合わないため。打ち上げの時間枠は、午前1時からの3時間で変更はないとのこと。

インド宇宙機関の新総裁にロケット科学者のV. ナラヤナン氏が就任

2025年1月9日、インド宇宙機関(ISRO)の新総裁に、ロケット科学者でV. ナラヤナン(Narayanan)氏が就任することがわかった。インドの複数のメディアが報じている(現地での報道:The Indian Expressmillenniumpost

ナラヤナン氏は2018年からISROの液体推進システムセンター(LPSC)でディレクターを務めるロケット科学者。任期は2025年1月14日から2年間で、同氏は取材に対し、総裁任命は首相官邸からの電話で知らされたこと、また、現在進行中のISROの複数の宇宙ミッションが非常にエキサイティングなフェーズに入っているとことについて語った。

JAXA、宇宙戦略基金の技術開発テーマ2件を選定 大気突入の低コスト化や半永久電源システムの要素技術など

Credit: 宇宙戦略基金 ウェブサイト

2025年1月10日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「宇宙戦略基金」(参考記事)で公募を行っていた技術開発テーマのうち、「大気突入・空力減速に係る低コスト要素技術」(文部科学省計上分)、「半永久電源システムに係る要素技術」(文部科学省計上分)について、実施機関を決定したと発表した。

それぞれの実施機関と技術開発課題名は下記の通り。

大気突入・空力減速に係る低コスト要素技術(文部科学省計上分)

実施機関(代表機関)技術開発課題名
次世代宇宙システム技術研究組合
(研究代表者:秋田大輔)
展開型エアロシェル技術の地球大気圏突入実証と火星着陸機への適用

半永久電源システムに係る要素技術(文部科学省計上分)

実施機関(代表機関)技術開発課題名
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
(研究代表者:高野公秀)
Am発熱体と熱電変換デバイスからなる半永久電源システムの開発

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