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GITAIと将来宇宙輸送システムが資金調達 日本発宇宙ベンチャーへの出資続く

ベンチャーキャピタルファンドのPacific Bays Capital有限責任事業組合(以下PACCAP)は、2023年8月30日、宇宙ロボットを開発するスタートアップ・GITAI(東京都大田区、代表 中ノ瀬翔)への出資を完了したと発表した。

また、翌日の8月31日には、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ・将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役 畑田康二郎)が、第三者割当増資により総額5.5億円の資金調達を行ったことを発表した。

宇宙ロボットや宇宙輸送、人類の宇宙での活動を支える事業に出資が集まる

GITAIへの今回の出資は3億円で、同社のシリーズBエクステンションラウンドの一環として実施。PACCAPはかねてからグリーン・アグリカルチャー、エネルギー等に加え、航空宇宙関連を注力分野の一つに掲げており、グローバル展開を目指すベンチャーへ出資している。

2016年に設立されたGITAIは、人工衛星・宇宙ステーション・月面基地・火星都市といった宇宙開発で想定される宇宙空間における過酷な建設/メンテナンス作業を人間に代わって行う、高性能、高耐久性、高付加価値ロボットの開発を行っており、将来的にその運用コストを現在の100分の1に削減することを目指している。
すでにアメリカでの事業展開を進めており、PACCAPは今後、GITAIの米国での事業拡大支援も予定しているという。

Credit: Pacific Bays Capital有限責任事業組合 プレスリリース

将来宇宙輸送システムに対して行われた5.5億円の出資は、既存投資家であるインキュベイトファンドをリード投資家として、アニマルスピリッツ1号ファンド、電通ベンチャーズSGPファンド、その他の投資家を引受先とする第三者割当増資によるもの。

今回新たに加わった投資家の1社であるアニマルスピリッツ合同会社(東京都港区、代表パートナー 朝倉祐介)は、「未来世代のための社会変革」に資する事業を展開するシード・アーリーステージのスタートアップに投資するベンチャーキャピタルで、今年2月に1号ファンドを設立。将来宇宙輸送システムの取り組みを「人々の生き方を一変させる新産業の創出に繋がるもの」と評価し、投資を決定したという。

同様に今回から加わった電通ベンチャーズSGPファンドも、同社の宇宙輸送ビジネスの付加価値を最大化する観点から、事業連携の可能性を評価し、投資決定に至ったという。

Credit: 将来宇宙輸送システム株式会社 プレスリリース

欧米ではすでに宇宙ベンチャーに対して多額の投資が行われているが、その波が徐々に日本にも近づいてきていると言えそうだ。

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