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ISS搭載のギャツビー スペースシャワーペーパーが全国の科学館・博物館で販売開始

Credit: 株式会社マンダム プレスリリース

2023年9月から、株式会社マンダム(大阪府大阪市、 代表取締役 社長執行役員 西村健)が開発し、2022年にISS(国際宇宙ステーション)に初搭載された「ギャツビー スペースシャワーペーパー」が、全国の科学館・博物館(一部の常設展・特別展・イベントいずれかのミュージアムショップ)の一部で順次販売されることが発表された。

地球以上に水が貴重な資源である宇宙空間。宇宙では基本的に入浴することができないが、これは宇宙での長期滞在の課題のひとつでもある。

マンダムでは、制限のある宇宙生活でもシャワーを浴びたようなサッパリ感とともに、心地よい香りや使用感で気持ちの切り替えにもつながる「ギャツビー スペースシャワーペーパー」を開発、2022年10月~2023年3月の若田光一宇宙飛行士のISS長期滞在ミッションで初めて搭載された。

また、2023年8月に打上げされた古川聡宇宙飛行士によるISS長期滞在ミッションにて2度目の搭載が決定している。

この製品の大きな特徴はエタノールフリーであること。
一般的なボディペーパーではエタノールを配合することで、気化熱を利用し、肌から熱を急速に奪うことで清涼感を与えている。

一方で、ISS内では安全な環境を保つためにエタノールの使用は厳しく制限されており、エタノールフリーで清涼感を実現することが課題となっていた。

そこで本製品には、皮膚の感覚刺激を利用して清涼感を与えるという、同社の長年の研究によって生まれた「Kai-tech技術」を応用。この技術をベースとして、アルコールが使用できない環境でも清涼感を感じられる技術を開発し、エタノールフリーでも快適な心地よさを実現することに成功したという。

Credit: 株式会社マンダム プレスリリース

「宇宙へのお役立ちに挑戦」特設サイトでは、技術や開発背景を詳しく解説しているほか、「ギャツビー スペースシャワーペーパー」の購入も可能。

特設サイト https://www.mandom.co.jp/gallery/contents08.html

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