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小型衛星用エンジン開発のPale Blue、シリーズBラウンドで総額25億円の資金調達を実施

2024年6月4日、小型衛星向け推進機(エンジン)の研究開発を進める宇宙スタートアップの株式会社Pale Blue(千葉県柏市、代表取締役 浅川純)は、シリーズBラウンドとして総額約25億円の資金調達を完了したと発表した。

Pale Blueは2020年4月に設立。「水」を推進剤として使用する小型衛星用推進機(エンジン)の研究開発を行っている(参考記事)。

今回の資金調達はベンチャーキャピタルやCVCファンドを引受先とする第三者割当増資によるもの。昨年10月に同社が発表したファーストクローズの調達額も含めたシリーズBラウンドの調達総額は約25億円となる。

シリーズBラウンドの投資家(一部)は下記の通り。

  • SPエースタート1号投資事業有限責任組合(運営会社:株式会社エースタート)
  • KURONEKO Innovation Fund(運営会社:グローバル・ブレイン株式会社)
  • テクノロジーベンチャーズ6号投資事業有限責任組合(運営会社:伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社)
  • ごうぎんスタートアップ1号投資事業有限責任組合(運営会社:ごうぎんキャピタル株式会社)
  • 株式会社常陽キャピタルパートナーズ
  • 住商ベンチャー・パートナーズ株式会社
  • ひまわりG5号投資事業有限責任組合(運営会社:ちばぎんキャピタル株式会社)
  • 山口キャピタル株式会社

同社では、この資金調達で、超小型水イオンスラスタ(超小型水イオン推進機)および水ホールスラスタ(水ホール推進機)の開発と宇宙実証、生産技術開発拠点立ち上げ、組織体制の強化などに取り組んでいくとしており、同社代表取締役の浅川氏は「今回のシリーズBラウンドでの資金調達により、Pale Blueは組織体制の強化を図りつつ、超小型水イオンスラスタ及び水ホールスラスタの開発と宇宙実証、生産技術開発拠点の立ち上げを加速します。投資家の皆様のご支援に心より感謝し、これからも革新的技術の開発と社会実装により、宇宙産業のコアとなるモビリティを創成し、人類の可能性を拡げ続けます」とコメントしている。

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