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衛星データのNew Space Intelligence、千葉県のいすみ鉄道国吉駅のネーミングライツ契約締結

左から、いすみ鉄道社長の古竹孝一氏、New Space Intelligence CEOの長井裕美子し、いすみ鉄道応援団団長の掛須保之氏
Credit: 株式会社New Space Intelligence プレスリリース

2024年7月3日、衛星データ活用サービスを提供する株式会社New Space Intelligence(山口県宇部市、代表取締役 長井裕美子)といすみ鉄道株式会社(千葉県夷隅郡、代表取締役社長 古竹孝一)は、国吉駅のネーミングライツ契約を締結したと発表した。

この契約により、2024年7月1日から2027年6月30日までの3年間、国吉駅は「NSI国吉駅」となる。英語でも「NSI KUNIYOSHI」と称される。

New Space Intelligenceは、「令和4年度・令和5年度やまぐち産業イノベーション推進補助金」の一環として、いすみ鉄道を実証フィールドに選定し、衛星データを活用した鉄道インフラモニタリングシステムの開発に取り組んできた経緯がある。

同システムは、地表の異変を検出し、その情報をアラートとしてインフラ管理者へ提供するもので、いすみ鉄道はこの情報を活用し、保全業務の効率化や迅速な災害復旧を目指しているという。

現在New Space Intelligenceは、株式会社三菱総合研究所(東京都千代田区、代表取締役社長 籔田健二)と協力し、防災科学技術研究所の委託研究事業として、災害時を含むあらゆる状況に対応できるモニタリングサービスの開発を進めており、このプロジェクトにおいても、いすみ鉄道は実証フィールドとして継続的な支援を提供していくとしている(関連記事)。

実証を通じてつながった山口県の宇宙ベンチャーと千葉県の鉄道。今後の展開にも期待したい。

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