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New Space Intelligenceとアクセルスペースが衛星画像活用の拡大に向け、パートナーシップを締結

New Space Intelligence(以下NSI)は2023年2月15日、超小型人工衛星の開発製造及び超小型衛星を利用したソリューションの提案を主導する株式会社アクセルスペース(以下、アクセルスペース)とパートナーシップを締結したと発表しました。今回の提携により、両社は協力して衛星データの活用拡大を目指し、新たな衛星画像を使用したアプリケーション開発や海外新規市場開拓を共同で推進していくとしています。

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Credit: 株式会社New Space Intelligence

NSIは画像解析のプロフェッショナルとして、衛星データのビジネス利用をサポートするシステム「衛星データパイプライン」の社会実装に取り組んでいます。 一方、アクセルスペースが展開する「AxelGlobe(アクセルグローブ)」は、世界のあらゆる地域を高頻度で観測できる次世代光学地球観測プラットフォームです。衛星5機体制で一地点を2〜3日に一度観測しており、希望のエリアを地上分解能2.5mの高い解像度で撮影できます。

今回の締結について、NSI代表取締役長井裕美子は「今まで世界の様々な衛星データを扱っていますが、アクセルスペース社の衛星データは、欧米のメジャーな衛星データと比べても非常に品質が良いデータであると感じています。この連携からよりよい関係を築きながら、世界に向けた新しいサービスを一緒に作っていきたいと思っています」とコメント。

また、アクセルスペース代表取締役中村友哉氏は「衛星画像の解析だけでなく、アプリケーション開発に強みを持つNSI社と連携することで、これまで弊社がリーチできていなかった衛星画像活用の新たな領域を広げていけると期待しています。また国際色豊かなNSI社の皆さんと力を合わせ、グローバルな市場開拓を一段と加速させていきます」とコメントしました。

株式会社New Space Inelligenceについて

NSIは、タイのアジア工科大学院(AIT)および山口大学のメンバーで創業したスタートアップ。リモートセンシングや AI 技術、画像処理の専門的知見・技術を有しており、衛星データを使ってあらゆる産業をアップデートし、Geo-Enabled社会の実現を目指しています。同社は現在、多種多様な衛星データを統合して、目的に合った最適な解析方法でお客様の課題解決を行っており、プラットフォームである「衛星データパイプライン」を開発しています。このプラットフォームを用いた変化検出サービスや、お客様の課題に沿ったソリューションサービスを提供しています。

NSI公式サイト

https://www.newspaceint.com/ja

株式会社アクセルスペースについて

アクセルスペースは、世界初の商用超小型気象衛星「WNISAT-1」や宇宙航空研究開発機構(JAXA)が初めて小型宇宙ベンチャーに設計・開発を委託した「RAPIS-1」などを手掛ける企業です。現在は東京・日本橋のオフィスにクリーンルームを併設し、実際に日本橋で衛星を開発・製造しています。地球観測衛星プラットフォーム「AxelGlobe」、小型衛星のワンストップサービス「AxelLiner」の2つの事業を軸に、小型衛星による地球観測事業、小型衛星等を活用したソリューションの提案、小型衛星及び関連する制約の設計及び製造、小型衛星の 打上げアレンジメント及び運用支援・ 給付を行っています。

アクセルスペース公式サイト

https://www.axelspace.com/

「AxelGlobe」サービスサイト

https://www.axelglobe.com/