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11/1宇宙ニュース・JAXAとスペースデータ、「宇宙デジタルツイン」に関する共創活動を開始 ほか3件

JAXAとスペースデータ、「宇宙デジタルツイン」に関する共創活動を開始

Credit: 株式会社スペースデータ プレスリリース

2024年10月31日、株式会社スペースデータ(東京都渋谷区、代表取締役社長 佐藤航陽、参考記事)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イノベーションハブパートナーシップ(J-SPARC)の枠組みのもと、「宇宙デジタルツイン」に関する共創活動を開始したと発表した。

同社によると、国際宇宙ステーション(ISS)の環境をデジタル上に再現することは世界初の試みだという。

この共創活動では、JAXAがISSの「きぼう」日本実験棟で取得した船内環境データ(温度、湿度、風量、照度等)や微小重力環境を、スペースデータが開発する宇宙デジタルツインに実装することで、宇宙環境をデジタル空間上に再現。

これをオープンソースとして公開することで、事業アイデアや技術アイデアをデジタル上で気軽に試せるようにする。このデジタルツインでは、船内ドローン(Int-Ball)もデジタル上に再現される予定で、宇宙ロボットのシミュレーション環境としても活用できるという。さらに、宇宙への打上げを伴わないゲーム、配信、放送事業、バーチャル宇宙旅行といったデータ利用事業での利用も目指すという。

スペイン・バレンシア地方の洪水被害に関する画像を公開 ESA

Credit: USGS, processed by ESA

スペインの国立気象機関Aemetによると、2024年10月29日、スペイン東武のバレンシア州で豪雨による鉄砲水が発生し、過去数十年で最悪の洪水被害が発生している。

これを受けて、欧州連合(EU)の地球観測プログラム「コペルニクス」の緊急迅速マッピングサービスが作動し、救助・復旧活動を支援する衛星画像を提供している。

米国のランドサット8衛星による10月8日と10月30日の画像では、豪雨の前後で状況が大きく変化していることが見て取れる。

ラグラポがスペースワンと打上げ輸送サービス契約 広尾学園の衛星「ISHIKI」を打上げ

Credit: 株式会社ラグラポ プレスリリース

2024年10月31日、株式会社ラグラポ(東京都中央区、代表取締役 高野宗之)は、広尾学園中学校・高等学校(東京都港区、理事長 池田富一)の人工衛星「ISHIKI」打上げのため、スペースワン株式会社(東京都港区、代表取締役 豊田正和、参考記事)と打上げ輸送サービス契約を締結したと発表した。

「ISHIKI」は、12月14日にスペースポート紀伊からの打上げが予定されているスペースワンのカイロスロケット2号機に搭載される。

ラグラポでは、宇宙開発や将来の日本を担う次世代の育成を目的とする衛星製作プロジェクト『LAGRAPO人工衛星プロジェクト』を進めており、「ISHIKI」はその第一弾。広尾学園の高校生が実際の衛星製作から打上げまでの一連の作業を経験する。

JAMSS、「宇宙シャワー」実現に向けてサイエンスと共同研究開始

宇宙シャワーのイメージ
©サイエンス

2024年10月31日、有人宇宙システム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 有賀輝、JAMSS)と株式会社サイエンス(大阪府、取締役会長 青山恭明)は、「宇宙シャワー」の実現に向けた共同研究を開始したと発表した。

サイエンスはファインバブル技術を活用したシャワーヘッド「ミラブル」などの開発・販売を手がけている。

今回の共同研究では、JAMSSの国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」の運用経験や宇宙飛行士の健康管理技術と、サイエンス社のファインバブル技術を組み合わせ、宇宙滞在時における生活の質(Quality of Life:QOL)向上を目指すという。

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