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1/30宇宙ニュース・文科省、今後10年の地球観測実施方針を発表、「地球インテリジェンスの創出」 ほか3件

文科省、今後10年の地球観測実施方針を発表 「地球インテリジェンスの創出」がテーマ

2025年1月29日、文部科学省は、今月24日に同省の科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 地球観測推進部会にて、第2期の「今後10年の我が国の地球観測の実施方針」を策定したと発表した(文部科学省による発表)。

「今後10年の我が国の地球観測の実施方針」は、日本の地球観測の推進やその成果の利活用等に関し、10年程度先を見据えて定められる基本的な方針。

第2期実施方針では、これからの地球観測のあり方として、地球規模課題の解決に向け、科学的根拠となる地球観測データ等を活⽤して「地球インテリジェンス」を創出、その利活⽤を促進することに加え、地球観測データの創出、他データとの統合・分析、評価・価値化、エンドユーザーの利活⽤、現場へのフィードバックまでを含めた「データバリューチェーン」の実現が必要であると提言している。

実施方針の概要と全文は下記から見ることができる。

概要:https://www.mext.go.jp/content/20250129-mxt_kankyou-000040034-2.pdf
全文:https://www.mext.go.jp/content/20250129-mxt_kankyou-000040034-1.pdf

準天頂衛星「みちびき」の打ち上げ、2/2(日)に再設定 JAXA

2025年1月30日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット5号機による準天頂衛星「みちびき6号機」の打上げ日時を2月2日(日)17時30分~19時30分に再設定したと発表した。打ち上げは当初、2月1日が予定されていたが、天候悪化が予想されたため。

新たな打上げ日時と打上げ場所などについては下記の通り。

打上げ予定日:2025年2月2日(日)
打上げ予定時間帯:17時30分00秒~19時30分00秒(日本標準時)
打上げ予備期間:2025年2月3日(月)~2025年3月31日(月)
打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

「みちびき」は、宇宙系VTuberの宇推くりあさん(参考記事)がアンバサダーを務めている。

JAXA、「宇宙戦略基金」の技術開発テーマを選定 宇宙輸送機の軽量・高性能化・コスト低減技術で

Credit: 宇宙戦略基金 ウェブサイト

2025年1月30日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「宇宙戦略基金」で公募を行っていた技術開発テーマのうち、「宇宙輸送機の革新的な軽量・高性能化及びコスト低減技術」(文部科学省計上分)について、実施機関を決定したと発表した。

実施機関と技術開発課題名は下記の通り。

宇宙輸送機の革新的な軽量・高性能化及びコスト低減技術

実施機関(代表機関)技術開発課題名
丸八株式会社
(研究代表者:菅原寿秀)
DX技術を活用した低コスト熱可塑CFRP製大型タンクの設計・製造技術の高度化

スペースデータ、UAEのMBR宇宙センターと、地球と宇宙のデジタルツイン活用に向けて技術連携

スペースデータ執行役員の髙田敦氏(左)と、MBRSC 局長補佐のAdnan AlRais氏(右)
Credit: 株式会社スペースデータ プレスリリース

2025年1月29日、株式会社スペースデータ(東京都渋谷区、代表取締役社長 佐藤航陽)は、アラブ首長国連邦(UAE)の宇宙技術開発機関であるムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター(ドバイ、長官 H.E. Salem Humaid Al Marri、以下MBRSC)と、UAEを対象としたデジタルツイン経済促進プラットフォーム構築およびUAEの月探査ミッション「Emirates Lunar Mission」向けの月面デジタルツイン構築を目的とした基本合意書(MoU)を締結したと発表した。

この連携を受け、スペースデータは同社が開発する地球と月面のデジタルツインをMBRSCに提供。

具体的には、①ドバイの観光振興と経済活性化を目的に、デジタル空間上でドバイをはじめとするUAEの都市環境を精密に再現するプロジェクトの推進や、②UAE政府の衛星データや気象データを統合し、災害予測を目的としたデジタルツインの構築、③UAEの月探査ミッション「Emirates Lunar Mission」でMBRSCが開発する月面探査ローバー「ラシッド」の設計データ・観測データを活用したシミュレーション環境の構築、④月面着陸を目指すUAE宇宙飛行士の月探査訓練の高度化を目的としたデジタルツインの構築に取り組む。

スペースデータが開発したドバイのデジタルツインのデモ動画
Credit: 株式会社スペースデータ プレスリリース

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