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スペースデータ、「バーチャル国際宇宙ステーション」を無償公開 JAXAが協力
2024年11月7日、株式会社スペースデータ(東京都渋谷区、代表取締役社長 佐藤航陽、参考記事)は、PCゲームプラットフォームのSteam®にて、国際宇宙ステーション(ISS)をデジタル上に再現した「バーチャル国際宇宙ステーション(ISS)」を全世界に無償で公開したと発表した。
「バーチャル国際宇宙ステーション(ISS)」は、ISSの3D空間や実際のISS船内の環境をデジタル上に再現したもの。
同社は宇宙ステーションや月面などの宇宙環境をバーチャル上に再現する技術「宇宙デジタルツイン」を進めており、今回のプロジェクトはその第一弾。JAXAと民間事業者が共同で宙関連事業の創出を目指す「宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の枠組みの中で、JAXAからデータの提供を受けた。
微小重力環境や気流など、宇宙ステーション特有の環境をデジタル上に再現しており、ゲームやエンターテインメント、教育事業、また、宇宙ロボットや宇宙実験のシミュレーションまで幅広く利用できるという。
SpaceX、「スターシップ」6回目の試験飛行を11月18日に予定
2024年11月7日、米宇宙開発企業のSpaceXは、同社が開発する宇宙船「スターシップ」の6回目の試験飛行を、早ければ11月18日に行うことを目指していると発表した。
スターシップは10月に5回目の試験飛行を行っており(参考記事)、大型ロケット「スーパーヘビー」を打ち上げタワーに設置された“箸”でキャッチすることに成功していた。
同社は、次回の試験では、スーパーヘビーブースターの再度のキャッチと、宇宙空間でのエンジン再点火に加え、再突入時における熱シールドの試験等が目標だとしている。
Synspectiveの小型SAR衛星量産工場「ヤマトテクノロジーセンター」、本格稼働
2024年11月8日、小型SAR衛星の開発・運用やSARデータの販売、解析ソリューションの提供を行う株式会社Synspective(東京都江東区、代表取締役CEO 新井元行)は、この9月から小型SAR衛星の製造事業所「ヤマトテクノロジーセンター」が本格稼働を開始したと発表した。
同センターは、東京本社、シンガポール支社に続く3拠点目。
新拠点の稼働開始により、同社が掲げる2020年代後半までに30機の小型SAR衛星コンステレーション構築という目標の実現を目指す。
富士山の初冠雪、ESAの衛星「Sentinel」がとらえる
2024年11月7日、甲府地方気象台は、富士山の初冠雪を観測したと発表した。
これを受け、欧州宇宙機関(ESA)は、同機関が運用する地球観測衛星「Sentinel-2」がとらえた富士山の画像を公開した。
なお、甲府地方気象台によると、今年の初冠雪は平年(10月2日)に比べて36日と1ヶ月以上遅く、観測開始から最も遅い初冠雪になった。