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2/19宇宙ニュース・アクセルスペースら4者、アフリカでの宇宙ビジネス共創を目指すコンソーシアム設立 ほか3件

アクセルスペースら4者、アフリカでの宇宙ビジネス共創を目指すコンソーシアム設立

コンソーシアムの体制図
Credit: 株式会社アクセルスペース ウェブサイト

2026年2月19日、株式会社アクセルスペース(東京都中央区、代表取締役:中村友哉)、一般社団法人クロスユー(東京都中央区、理事長:中須賀真一)、株式会社アークエッジ・スペース(東京都江東区、代表取締役CEO:福代孝良)、株式会社Double Feather Partners(代表取締役CEO:武藤康平)の4者は、18日に宇宙ビジネス分野におけるアフリカ市場での共創を目的としたコンソーシアムを設立したと発表しました。

このコンソーシアムは、クロスユーが2024年に設立した「クロスユー新興国ワーキンググループ」での活動と、今年1月に外務省が主催した「アフリカ貿易・投資促進官民合同ミッション」を経て、各国公的機関との連携を協力に留めず、民間レベルのビジネスとして実装フェーズに移すために設立されたもの。

アフリカ諸国では気候変動による干ばつや洪水、食料安全保障や急速な都市化に伴うインフラ整備といった課題の解決に衛星データをはじめとする宇宙技術の活用が期待されている中、技術提供に留まらず、現地のビジネスパートナーとの共創により宇宙産業エコシステムを創出することで、日本・アフリカ諸国双方の経済成長に資する案件の形成を加速させていくとしています。

同コンソーシアムでは「ニーズ抽出」「ソリューション構築」「プレイヤー選定/実装」の3フェーズで案件形成を進めていくとしており、コンソーシアム設立に先立つ今年1月に、エチオピアにて、衛星データ活用プロジェクトの初号案件が始動しているということです。

衛星用半導体イメージセンサ・カメラ開発のSUiCTE、シードラウンドで総額1.4億円調達

Credit: SUiCTE株式会社 プレスリリース

2026年2月18日、衛星向け半導体イメージセンサ・カメラの開発などを手がけるSUiCTE株式会社(スイクト、静岡県浜松市、代表取締役社長:赤堀知行)は、クオンタムリープベンチャーズ、インキュベイトファンドを引受先とする第三者割当増資とともに、浜松市ファンドサポート事業への採択により、シードラウンドとして総額1.4億円の資金調達を完了したと発表しました。

SUiCTEは2024年設立。同社会長は静岡大学教授として長年イメージセンサの研究、開発に携わってきた川人祥二氏で、代表取締役社長の赤堀氏は静岡大学発ベンチャーで現在は凸版印刷株式会社の子会社である株式会社Brookman Technologyに創業から参加。製品開発や営業、マーケティングのリーダーを担ってきたということです。

今回の調達を受け、同社は衛星向け半導体イメージセンサ・カメラの開発事業を本格的にスタートし、国内における宇宙用センシング技術の供給体制構築、グローバル市場への展開を目指すとしています。

ALTILAN、宇宙参入診断プラットフォームの提供を開始 最短10分で可能性を診断

Credit: 株式会社ALTILAN プレスリリース

2026年2月19日、株式会社ALTILAN(静岡県浜松市、代表取締役CEO:永利光)は、宇宙領域への参入を検討する製造業向けに、技術活用の可能性を診断する宇宙参入診断プラットフォーム「ORBITAS(オルビタス)」の提供を開始すると発表しました。

同サービスは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)やアメリカ航空宇宙局(NASA)などによる公開資料・学術論文・業界レポートから、宇宙機器に求められる400件以上の技術要件をALTILANが収集・整理したものをベースに、AIが入力された技術情報との親和性を分析し、最短10分で診断レポートを提示するものだということです。

ALTILANでは、このサービスを通じ、参入検討の際の候補領域の絞り込みや、参入に向けた仮説構築を支援するとしています。

サービスの詳細は下記から参照できます。
https://orbitas.altilan.co.jp/

【ミニレポート】S-Booster2025開催される Astro Wave Technologiesがグランプリ

グランプリとなった株式会社Astro Wave Technologies代表の西堀俊幸氏(パネル右側)と、審査員を務めた株式会社Midtown 代表の中村貴裕氏(パネル左側)

2026年2月17日、東京都千代田のTokyo Innovation Base(TiB)にて、宇宙ユニコーン創出プログラム「S-Booster 2025が開催されました。

S-Boosterは、昨年度まで宇宙を活用したビジネスアイデアコンテストとして内閣府が主催していましたが(参考記事)、今年度から一般社団法人SPACETIDEが継承。プログラム構成なども含め、新たなかたちでのスタートとなりました。

会場では、講演やパネルディスカッションなどが行われたほか、参加者同士で商談などができるマッチングスペースも設けられ、これまで以上に協業・コラボレーションの機会創出や事業推進などが意識されたイベントとなりました。

イベント中には、SPACETIDEによるアクセラレーションプログラム「AXELA 2025」に採択された宇宙スタートアップ4社の最終成果発表会も実施。下記の4社がピッチを行い、起業・投資経験をもつ有識者として、株式会社Midtown 代表取締役CEOの中村貴裕氏、スペースシードホールディングス株式会社 代表取締役の鈴木健吾氏、京都フュージョニアリング株式会社 共同創業者の長尾昂氏の3名が審査員を務めました。

株式会社ディーウェイスペース(神奈川県横浜市、代表取締役:森惣平)
株式会社オーレオンスペースシステムズ(東京都港区、代表取締役:若元淳鷹)
株式会社Astro Wave Technologies(茨城県つくば市、代表取締役CEO:西堀俊幸)
オーシャンソリューションテクノロジー株式会社(長崎県佐世保市、代表取締役:水上陽介)

審査の結果、高高度プラットフォーム(HAPS)によるリモートセンシングの事業アイデアを発表した、株式会社Astro Wave Technologiesがグランプリに選出されました。

なお、ディーウェイスペースは従来のハイパースペクトル・マルチスペクトル衛星の双方の長所が活かせる特許技術を使用した光学衛星コンステレーションの事業アイデアを、オーレオンスペースシステムズは、小惑星からの金属資源回収事業のアイデアを、オーシャンソリューションテクノロジーは、衛星IoT通信を活用した海洋状況把握に関する事業アイデアを提案。審査員の中村貴裕氏は講評で、いずれのアイデアにも技術に光るものがあったと評価。中でもスケールアップのポテンシャルがあることを鑑みてAstro Wave Technologiesを選出したと理由を述べました。

次回、S-Booster 2026は年末に開催される予定です。新装されたプログラムから宇宙ユニコーンが次々と生まれてくることが期待されます。

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